プリンスと映画の絶縁

　プリンス/PRINCEの劇映画主演作には、「パープル・レイン」「アンダー・ザ・チェリー・ムーン」「グラフィティ・ブリシッジ」の３本があるが、この３タイトルをセットにした４枚組DVD-BOXが、10月29日に発売される。詳細は下記URLにて。

　http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002UOR3Y/qid=1096320328/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/249-7845614-3749940

　ここで注目したいのは、やはり「グラフィティ・ブリッジ」。「アンダー・ザ・チェリー・ムーン」に続く殿下の監督・主演兼任２作目で「パープル・レイン」の続編にあたる1990年の映画だが、アメリカでは興行的にも批評的にも散々で、日本公開が見送られたまま、ビデオも国内発売されなかった。以前、輸入LDで観たが、ただでさえよくわからん話である上に、日本語字幕もないからイマイチ、すっきりしなかった覚えがある。ただし、ライブシーンだけは文句なしにかっこいい。

　本作の悪評に心を痛めた殿下は“理解されるには30年かかる”という捨てゼリフを残して、映画作りから手を引いたとか。あれから14年、少しは理解できるだろうか…。というワケで、ジャケはプリンス、1990年の同名アルバム。

プリンス・フィルムズ・コンプリートBOX 〈4枚組〉 [DVD]