気まずさをごまかす一服

gakus2004-12-10

 ジム・ジャームッシュの新作で、10年以上に撮りためてきた短編集「コーヒー&シガレッツ」は今週観た映画のなかでも、かなり面白い映画でした。

 いずれのエピソードも、テーブルを挟んだ2人がコーヒーとタバコを仲介にしつつ、かみ合わない会話をかわすというもの。基本は、そのかみ合わなかった会話に気まずくなって、“もう行かなきゃ”と、いずれかが立ち去っていくという展開になっている。冒頭ではリチャード・ベリー、エンディングでは出演もしているイギー・ポップ/IGGY POPの演奏で、オールディーズの古典『LOUIE LOUIE』がフィーチャーされるが、まさにこの歌詞のサビの通り“I GOTTA GO〜"状態となるワケです。

 ジャケは『LOUIE LOUIE』収録、イギー&ストゥージズのアルバム『METALIC K.O.』。出演者に関しては、後日改めて書きます。