What’s Going on?

gakus2004-12-16

 全米の興行収入チャートで今週第一位にランキングしている「オーシャンズ12」(2005年1月公開予定)は、ご存じのとおり、「オーシャンズ11」の続編。映画の内容はともかく、音楽はメチャクチャかっこいい。ハモンドのうねりがグルーヴィーで、ファンキー。伊達男たちの犯罪劇には、これ以上なくマッチしている。前作もそうだったが、こういう音はアナログで欲しくなる。

 既成曲とスコアの境目がよくわからなかったが、裏を返せば音楽に統一感があることの表われでもある。ともかく、サントラをチェックせねばと思い、ネットで検索してみたら、いろいろ使われてたんですね。ボビー・ブルー・ブランドのブルース、ニール・ダイアモンドのボーカル曲、映画「キャンディ」の挿入歌などなど、渋めのところがズラリ。「キャンディ」のサントラは数年前から(アナログで)探しているのだが、なかなか見つからない。

 ツェッペリンの『カシミール』、サイケデリック・ファーズの『プリティ・イン・ピンク』もクレジットされているが、これは本人たちの演奏ではなく、おそらくセリフの引用ではないかと思われる。で、マーヴィン・ゲイの『ホワッツ・ゴーイン・オン』が本人のパフォームでクレジットされているのだが、これがどこでかかったのか、まったく記憶にない。

 ジャケはその『ホワッツ・ゴーイン・オン』収録、1971年の傑作同名アルバム。聴くほどに深みが出てくる素晴らしさ。こういうのを名盤というんでしょうな。

オーシャンズ 12 [DVD]

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