KILLERS!

gakus2005-03-09

 現在来日中のザ・キラーズ/THE KILLERS、明日の東京公演行くぜ!…と意気込んでみたものの、それまでに仕事が無事に終わるか、その一点が不安のタネ。

 昨年夏ぐらいに記した日記で、“奇跡の大名曲”と記した覚えがある彼らの『Mr.Brightside』ですが、昨年後半にこのビデオクリップのニュー・バージョンが制作された。一世紀前ぐらいの娼館でメンバーが演奏しているもので、良く言えば退廃的なムードにあふれ、悪く言えば悪趣味。シンプルな演奏風景だった前のバージョンに比べて、格段に金がかかっている。去年の今ごろは一介のインディー・バンドに過ぎなかった彼らの出世具合が、この二つのビデオを見比べただけでもわかる。とはいえ、曲のキラキラ感は色あせることなく、もう何度も聴いているけれど、それでもゾクゾクさせられる。

 で、このビデオ、よく見ると娼館の主人らしき男の役で、ジュリア・ロバーツの兄(なんて言われ方も、いいかげんかわいそうだが)エリック・ロバーツが出ている。人相の悪さを買われての起用か!?ビデオを撮ったのは、ソフィー・ミューラーという女性で、ビョークやブラーのビデオを撮った人。

 この悪趣味バージョン(?)が効を奏したのか、最新のビルボードのシングルチャートをみると、『Mr. Brightside』が前週の28位から一気に17位にランクアップして、まだまだ上昇しそうな気配。何度が再発されているとはいえ、最初のリリースから1年以上経ち、今ごろチャートでアクティブな上昇をみせているのは、この曲の伝染性の強さの表れであり、それが大規模に広まってきた、ということだろう。インフルエンザみたい。

 というわけで、ジャケは一昨年の秋にリリースされた『Mr. Brightside』の最初のシングル盤。