gakus2005-11-06



★CD『WITH LOVE AND SQUALOR』WE ARE SCIENTISTS

 NY、ブルックリン出身の3ピース。2枚のかっちょいいシングルを経て待望のアルバム・リリース。

 3人で出す音にしては割と肉厚。理系のバンド名にしては躍動的で、むしろ体育会系。ビートよりもグルーヴ重視で、ギター、ベース、ドラムともに弾力のある音をたたき出す。とはいえ、アメリカのバンドらしからぬ研ぎ澄まされた感覚があって面白い。予備知識なしに聴いたら、イギリスのインディー・バンドと思っちゃうだろう。メロディーもなかなかよくて、ポップ・センスはかなり高め。テイラー・デインの『TELL IT TO MY HEART』をスローにしたような曲もあった…と言っても、誰もわかんないか…。

 音的に何に近いかと言われると返答に困る。ブラーをもっと黒くしたような感じ、か!? トーキング・ヘッズをヤクザにしたような、と言っても違うな…うーん、何だろう??? 

 いずれにしても、ギターとベース、ドラムだけでこれだけ骨格のしっかりした音を出せるのだから、演奏能力は高いと思われる。ライヴに期待したい人たちでした。猫で顔を隠していますが、ジャケの右の人はアル・ヤンコヴィックみたい。