踊らんかな
「Shall we ダンス?」の米国でのリメイク版、そのまんまの邦題の「Shall we ダンス?」(2005年春公開予定)は、オリジナルにほぼ忠実な作り。ジェニファー・ロペスふんするダンサーのキャラもそのまんまだった。ただ、主人公夫婦のエピソードだけは、さすがにアメリカ人カップルだけあって、やたらと“I Love You"的自己表現を連発しており、そこは日本版と異なる。
そんなふうだから、リチャード・ギアふんする主人公が妻に改めて愛を告白するクライマックスは、恐ろしく盛り上がるのだが、このバックで延々フィーチャーされているのがピーター・ガブリエルが歌う『BOOK OF LOVE』というナンバー。どこかで聴いたことがあるな…と思ったら、これはアメリカン・インディーズの10年選手マグネティック・フィールズのカバー。ハリウッド映画でわざわざインディーズの曲をカバーさせるのは珍しい。この曲、ホントに激甘なこのシーンにはまっているので、魅了される観客も多いのではないだろうか。
で、マグネティック・フィールズのアルバムを探したが見つからなかったので、代わりにピーター・ガブリエルが2002年に手がけた「裸足の1500マイル」のサントラであるアルバム『LONG WALK HOME』。この映画、確かに素晴らしいのだが、サントラに関していえば、ピーター・ガブリエルのボーカルが、ホンのちょっとしか含まれていないのが残念。しかもボーカルと呼ぶのがはばかれる、あの独特の咆哮だし…。
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2005/10/28
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 60回
- この商品を含むブログ (150件) を見る