オルタナ最前線!?

gakus2005-01-28

 「デアデビル」のヒロインを新たに主人公に据え、ヒロイン・アクションとして作られたスピンオフ作品「エレクトラ」(5月公開)のお話し。

 古来からの善と悪の対決が続いている世界。ヒロイン、エレクトラは殺し屋で、次々とある秘密を持った父娘と出会ったことから、悪の側との壮絶な闘いに乗り出すことになる。バトルの時となれは、深紅の勝負服を着て、やる気を表すエレクトラ。スローモーションのポーズ描写とスピーディーな格闘のバランスが利いていて、アクション的には文句なし。

 「デアデビル」からは、ここから大ブレイクしたエヴァネッセンスのナンバーをはじめ、オルタナ系ロックがフィーチャーされていたが、今回もどうやらその模様。この辺のバンドは詳しくないのでよくわからないけれど、一聴しただけでヘビーな感触は伝わってくる。

エンドロールではMEGAN McCAULEYという女性ボーカリストのナンバーを皮切りに3曲ぐらい立て続けに、その類のナンバーがかかるが、面白いことに曲調がどれも似ている。始まりこそアコースティック・ギターの音をフィーチャーしたバラッド風だが、サビの部分ではディストーションの利いたギターの轟音がズドーンと脳天直下。それに合わせてボーカルもパワフルに変貌する。今のオルタナの主流は、こういうドラマチックな展開のナンバーなのだろうか。結構重々しいんですね。

 サントラ盤のメンツをみてみると、知っているのはJET『HEY KIDS』だけ。しかし、映画には使われていません…。ジャケはおなじみ、この曲をボーナストラックとして収録した国内盤アルバム『GET BORN』。もともとはシングル『ARE YOU GONNA BE MY GIRL』のカップリング曲。

エレクトラ [DVD]

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