死霊復活
「バタリアン・リターンズ」以来13年ぶりのシリーズ復活となるゾンビ映画「バタリアン4」。もともとコメディ色が強かったとはいえ、さすがに13年も間が開くとB級に徹するしかなく、「スパイダー・パニック!」のエロリー・エルカイェムを監督に持ってきたことからもテイストは一目瞭然。ティーンが大企業の科学研究所で、ゾンビ相手にガンガン銃を撃ちながらも、ひとりまたひとりと殺されていく「バイオハザード」的展開を臆面もなく踏襲する潔さ。メカ戦士ゾンビがヨタヨタと出てきて、強いんだか弱いんだかよくわからない…などのおとぼけに笑った。秋公開の「バタリアン5」も楽しみ。
そんな戦闘描写にかぶさるデスデスしたメタルは、守備範囲外なのでほとんど知らないものばかり。そんな中、エンドクレジットでアリス・クーパーのナンバーか流れていたことを知り、ホッとする。といっても最近の曲で、『COLD MACHINE』なるナンバー。今にもゾンビ化しそうなガキがフラフラしながら、逃亡する車の中でエアギターをかましている、カーオーディオから聞こえるナンバーが、それ。どこまでも呑気でありました。で、ジャケは2000年リリース、アリス・クーパーの同曲を収めた『BRUTAL PLANET』を。
忙しくてこっちがゾンビになりかけてるのに、なんて映画を観てるんだ…。
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