このバカ映画を埋もれさすな!その1

gakus2006-11-06

 「ドッジボール」で“僕は自分のトロフィーを獲るよ”のセリフが泣かせた、チアリーディング高校生役のジャスティン・ロング。この人が主演を務めた「ACCEPTED」というコメディーがあるんだけど、2007年のラインナップにも見当たらず。せめてビデオスルーにしてほしいんだけど、いかんせんキャストも地味だし…。

あらゆる大学から不合格通知を受け取った、ジャスティンふんする若者が、絶対大学へ行けという父親からのプレッシャーに悩んだあげく自分でニセ物の大学をでっち上げる。仲間とともに廃病院を模様変えしてキャンパスに作り変え、ホームページまで作成して、“South Harmon Institute of Technology(略称SHIT)”なる、いかにもありそうな大学の出来上がり。ところが、そこにHPを見た入学希望者が殺到し、ニセ大学に押し寄せて来る(BGMは『エリナー・リグビー』“この孤独な人たちはどこからやってくるのか”)。最初は真実を打ち明けようとしていたジャスティンも“ここだけが僕を受け入れてくれた"と涙目で語る男の子を前にしてしまうと言い出せず、結局ニセ大学を運営することになる…。

 一応、大学生の自主性をテーマにした作品にはなってはいるものの、そこは大学生、講義よりも遊びたい。ビキニの姉ちゃんがウロウロし、スケートボーダー用の斜面を作るなど、パーティー・タイムばかりが目につく。ジャスティンは、周りの学生たちに乗せられて学内パンク・バンドのステージに上がり『電撃バップ』を歌ったりする。体育会系の堅苦しさやヒロイズムがまったくない、なんだかホッとする青春コメディーでした。

 GREEN DAYWEEZERの、奇しくも同じタイトルの曲が使われているんだけど、その名も『HOLIDAY』。どちらもキャンパス・ライフのBGMとして流れるのだが、君たちホントにホリデイばっかじゃないか…とツッコミたくなる。で、ジャケは昨年リリース、グリーン・デイのシングル『HOLIDAY』。