大期待の一作

　「ドーン・オブ・ザ・デッド」ならぬ、「ショーン・オブ・ザ・デッド／Shaun of the Dead 」なるイギリス映画が存在していた。

　気になって調べてみたら、イギリスでこの春、スマッシュヒットを記録したとか。恋人との結婚もままならない電器店の店員（この主人公の名がショーン）が、相棒のオデブちゃんとともに、突然街にあふれ出したゾンビ軍団と戦うハメになる…という、かなりバカバカしいストーリー。そして予想どおり、「ドーン・オブ〜」、すなわち「ゾンビ」のパロディが随所に登場するという。予告編を観てみると、ゾンビ出現を伝えるニュース映像や、曇りガラス越しのゾンビビジュアルなど、なるほどと思わせるシーンに加えて、ゾンビとの格闘中せっかくだからと記念写真を撮ったり、ゾンビに囲まれたさなかにかかってきたケータイに冷静に応えたりなどの、すっとぼけた見せ場が続出。これは観たい！

　ついでにサントラもチェックしてみたら、アッシュ/ASHによるバスコックス／BUZZCOCKSの名曲『EVERYBODY'S HAPPY NOWADAYS』のカバー、ザ・スミス/THE SMITHSの『PANIC』、スペシャルズ/SPECIALSの『GHOST TOWN』等が収録されていた。通りにウヨウヨとゾンビがあふれ出すシーンで“Panic on the streets of London〜♪”“This town is coming like a Ghost town〜♪”と、詞はソレ風だがメロディーは妙にのどかな、これらの曲が流れてきたら、それだけで笑っちゃいそうだ。ますます観たい！　日本公開はいつだ!?

　※鑑賞後の感想は10月30日の日記参照

ベスト・オブ・スペシャルズ(DVD付)