2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

さわりたい?

ハードコア・ポルノの元祖にして、史上最高の興行収入を上げた映画といわれる「ディープ・スロート」。1972年に公開された、この映画が社会にどれほど大きな影響をあたえたかを検証する「インサイド・ディープ・スロート」は、なかなか見ごたえのあるドキュ…

あ、あなたも歌いましたか…。

日本を舞台にしたスティーヴン・セガール主演のモンド・アクション「イントゥ・ザ・サン」(11月公開)のエンドクレジットでは、OASISとU2を足して2で割ったようなアレンジのナンバーが流れる。歌声に聞き覚えがあるが、どうにも思い出せない。気持ちよさげ…

女賞金稼ぎ大暴れのテーマ

トニー・スコット監督、キーラ・ナイトレイ主演の「ドミノ」は実在した女バウンティ・ハンター、ドミノ・ハーヴェイの実像に迫る人間ドラマ。ハーヴェイ自身が今年6月に世を去ったため公開が延びていたが、アメリカと同様に日本でも10月に日の目を見る。 「…

隠居暮らしの007

「ダイヤモンド・イン・パラダイス」(2006年公開)はジェームズ・ボンド俳優ピアース・ブロスナンが、007シリーズを降板して主演した犯罪アクション。英国紳士たる粋でクールな彼の魅力が活きた、ライトな一編。 難仕事を最後に引退した泥棒(ピアース)が…

ガンボ!

先週のLA出張時に、向こうのエンタメ雑誌で「MAKE IT FUNKY」なる映画の存在を知った。LAではチャイニーズ・シアターでのみの公開で、時間があれば行こうと思っていたが、叶わず。無念。 「MAKE IT FUNKY」はコンサート・フィルムで、ニューオリンズから派…

素敵な4人組

先月、全米でナンバーワン・ヒットとなったジョン・シングルトン監督の復讐劇「フォー・ブラザーズ 狼たちの誓い」の日本公開が、急遽11月に決定した。 札付きの不良少年だった子供時代に、一人の女性に引き取られて育った4人の男たち。白人2人、黒人2人…

素敵な3人組

昨夏に全米でスマッシュヒットしたコメディー「WITHOUT A PADLE」が「トレジャー・ハンターズ」という邦題で、11月に漸く日本公開される。 「リトル・ニッキー」などのアダルト・チルドレンをギャグにしたコメディーで評価されたスティーブン・ブリル監督に…

暗い水、明るい水

湿度の高いシーズンとはそろそろオサラバですが、11月には水分たっぷりの映画が2本公開される。 ひとつは鈴木光司原作の和製ホラー「仄暗い水の底から」をハリウッドでリメイクした「ダーク・ウォーター」。古いアパートに越してきた母娘が超常現象に見舞わ…

面白カバー集

先週末の全米興行チャートで初登場ナンバーワンとなったのが、今やラブコメの女王となったリース・ウィザースプーン主演の「JUST LIKE HEAVEN」。このタイトルで、真っ先にザ・キュアーの歌を思い出した方は、きっと私と同世代人(笑)。 この映画のサントラを…

★『YOU COULD HAVE IT SO MUCH BETTER』 FRANZ FERDINAND 今月下旬に日本でリリースされるフランツ・フェルディナンドのセカンドアルバムを、一足お先に聴かせていただいたが、これが期待を裏切らない素晴らしさ。前作で光っていたポップ・センスが、さらに…

ワイルドサイドを歩けない

「ミート・ザ・ペアレンツ2」(ようやく日本公開決定)が全米でバカ当たりしたせいか、結婚による新たな親戚関係のトラブルを描いたコメディーが多く目につくようになった。今週触れた「モンスター・イン・ロー」はその好例。そして今月24日から日本公開さ…

帰国の途で

9月14日の続き。復路で「モンスター・イン・ロー」を完走。ジェーン・フォンダは、元セレブである高飛車な姑像を怪演している。が、いささかやり過ぎで、しつこいなあと思い出したところで、フリーターで自由精神を持つ嫁ジェニファー・ロペスが反撃。そこ…

機上のユルユル鑑賞

出張へ。例によってバタバタで出発したため、機内で「トリプルX2」を観始めたものの、途中で寝てしまい、リピートして完走。ヴィン・ディーゼルは今回出演しておらず、いきなり冒頭で殺されることになる。代わって2代目エックスに抜擢されたのは、小太り…

ボスを忘れてた!

昨日「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」について書きました、音楽面での肝心の人について触れていないことに気づいたので追記。もちろん、御大ジェームス・ブラウンです。 この映画でJBの楽曲は2曲使われている。前半、犯罪組織の顔役ら…

エッジな人々

“「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」+オープニング+曲”の検索結果からいらっしゃった方がおりました。OCEAN COLOUR SCENE『HUNDRED MILE HIGH CITY』という回答は、どこかで得られたでしょうか。「ロック、ストック…」の音楽の使い方の…

★CD『THE BACK ROOM』EDITORS イギリスの最近の新人バンドの音を聴く度に、また80'sテイストかー、と思うのはもはやお約束のようなものだが、このエディターズも然り。2枚目のシングル『MUNICH』を聴いたときはBRAVERYソックリだな、と思ったが、よく聴く…

映画でも元気なストーンピーポー

予想外の(?)気合の入った内容で、嬉しい驚きをあたえてくれた『A BIGGER BANG』(写真)。ローリング・ストーンズは、まだまだ元気があるみたいで、何はともあれホッとしました。そんな折りに拾った、ストーンズ絡みの映画関連ニュース。 「パイレーツ・オブ…

つかまえたっ!

「エリザベス・ハーレーの明るい離婚計画」(11月公開)は、財産分配のない離婚通知をある日突然、受け取った人妻と、通知届け人の、夫への逆襲を描いたラブコメディー。ミニスカ姿のハーレーが、40歳とは思えないはじけっぷりで楽しませてくれる。 この映画で…

手軽な現実逃避

昨日はテリー・ギリアムの新作についてふれましたが、今日は「未来世紀ブラジル」の、あのエンディングの歌にまつわるちょっとしたことを。1930年代に作られた、このドリーミーなサンバ『BRAZIL』を、最近THE ARCADE FIREというバンドがカバーしている。 THE…

鬼才ダブル復活

「ラスベガスをやっつけろ!」以来7年ぶりとなるテリー・ギリアム監督の新作「ブラザーズ・グリム」のエンドクレジットをボーッと眺めていたら、妙に引っかかる名前を発見。セカンド・ユニットのディレクター…マイケル・ソアヴィか…ソアヴィ?…ミケーレ・ソ…

元祖スケーターロック

ドキュメンタリー映画「DOGTOWN & Z-BOYS」で紹介された、1970年代LAの伝説的なスケーター・チーム、Z−BOYS。そのメンバーである若者たちの成功と挫折を、ドラマとして描いた「ロード・オブ・ドッグタウン」が、この冬お正月映画として公開される。 …

睡魔と闘うための爆音

爆音上映がすっかり定着した吉祥寺バウスシアター。10月にはジャン=リュック・ゴダール作品の上映も決定した。題して“爆音ゴダールナイト”! となれば、ストーンズの『悪魔を憐れむ歌』の創作過程を追う「ワン・プラス・ワン」やら、ミュージカル「女は女で…

ネットより、メモ、メモ…

ファッツ・ドミノは何処に http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050902-00000093-jij-ent ロックンロール草創期に活躍したブラック・ミュージック界のベテラン、ファッツ・ドミノ/FATS DOMINOが米ニューオリンズを直撃したハリケーンの襲来の際に行方不明に…

ボイル改心

ダニー・ボイル監督の新作「ミリオンズ」(10月公開)は、チャーミングで善意にあふれたファンタジー。悪意を絶つための悪意を描いた「トレイスポッティング」とは対極にある。 舞台はポンドがユーロへと切り替わる直前のイギリス。大量のポンド紙幣が詰まった…