2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧

フェイスレス

知人に誘われ、フェイスレレス/FAITHLESSなるイギリスのバンドの来日公演を観るべく、恵比寿リキッドルームへ。このバンド、ダンス・ミュージック系の方々で自分は完全な門外漢。一度も聴いたことがなかったものの、それでも楽しめました。 バンドはドラムに…

血の日曜日

昨日とりあげた「ボーン・スプレマシー」の監督ポール・グリーングラスの出世作で、日本では劇場未公開のままビデオとなった「ブラディ・サンデー」を観る。 1972年、北アイルランドの公民権運動のデモ隊に英国軍が発砲し、13名の死者を出した、いわゆる“血…

爆走デジタルビート

全米で大ヒットしている「ボーン・アイデンティティ」の続編「ボーン・スプレマシー」(来年2月日本公開予定)のお話。 前作でわずかな記憶を取り戻した元CIA特殊工作員ボーンに、新たな危機が迫る。最愛の恋人を殺された彼は復讐を胸に、自分を消そうと…

プリンスと映画の絶縁

プリンス/PRINCEの劇映画主演作には、「パープル・レイン」「アンダー・ザ・チェリー・ムーン」「グラフィティ・ブリシッジ」の3本があるが、この3タイトルをセットにした4枚組DVD-BOXが、10月29日に発売される。詳細は下記URLにて。 http://www.amazon.c…

ドラゴンズ、マジック点灯

ストだの新球団参入だの、グランド外のことばかりが話題となっているプロ野球。でも、なにげにドラゴンズのマジックが点灯しているじゃないの!

イアン・ブラウン、ニューアルバムをリリース

「ハリー・ポッターとアズガバンの囚人」にチラリと顔を見せていたというイアン・ブラウン/IAN BROWN、3年ぶり4枚目のソロアルバム『SOLARIZED』(写真)がリリースされた。久々というのに、扱いが小さいような気がする。銀座のHMVでは新譜コーナーには置か…

ラス・メイヤー逝去

巨乳映画の巨匠(そんなジャンルあるのか?)ラス・メイヤーが亡くなった。今週末から始まった<ラス・メイヤー コンプリート映画祭>を目前にしての逝去。映画史に残るような映画は撮っていないし、大ヒットにも恵まれてはいないが、ショボいエクスプロイテ…

この一週間

今週は休日が多かったせいか、ペースがつかめないまま、アッという間に時間が過ぎたような感じ。仕事やら、夜遊びやら、連日の子供との格闘やらで、かなり足腰に疲労が…。それはともかく、地味に報道された今週の個人的ビッグニュースを。

ロックンロールのあるべき姿

ラモーンズのドキュメンタリー映画「END OF THE CENTURY」で、ジョーイ・ラモーンが“ロックンロールのあるべき姿だった”と語ったニューヨーク・ドールズ/NEW YORK DOLLS。その再結成来日公演を、ZEPP 東京で観た。 再結成とはいえ、ジョニー・サンダースもジ…

ニュー・センセーション!

「ジェダイの帰還」にまで進出したヘイデン・クリステンセン(9月22日の日記参照)主演の社会派ドラマ「ニュースの天才」を観る。 雑誌記者の実話の映画化で、大統領用専用機にも置かれている硬派雑誌の若い記者グラス(クリステンセン)がハッカーの記事を…

私の好きなイギリス映画 8

1966年に製作されたコメディー「モーガン」は、日本で劇場公開されなかったのが不思議なほどの傑作です。ビデオは一度発売されたものの、現在は廃盤。米国ではDVD化されているのだから、ぜひ日本版も出してほしい。 労働運動に熱心な労働者階級の家庭に生ま…

復讐から帰還へ

アマゾンで購入した「スター・ウォーズ DVD−BOX」が到着。何はなくとも、まず観ないと…と思ったのが、DVD化に際して変更され、ニュースにもなったエピソードⅥ「ジェダイの復讐」のラストです。 そのシーンは、主人公ルーク・スカイウォーカーが目に…

東京ファンタ迫る

東京国際ファンタスティック映画祭が、今年も10月14日から開催される。映画史には残りそうにないが自分史には残りそうな、とんでもないエンタメ映画を届けてくるこの映画祭も、今年が区切りの20回目となる。 そんなわけで、映画祭の関係者の方に取材。もっと…

ワイルドで行こう

11月公開の「コニー&カーラ」では、ステッペンウルフのおなじみのヒット曲『BORN TO BE WILD』が使われている。映画は、ショーガールを夢見る女性コンビが、紆余曲折を経てドラッグ・クィーンのショーパブのステージに立つハメになる…というお話。ギャング…

私の好きなイギリス映画 7

ロバート・カーライル主演、アントニア・バード監督、1997年の犯罪ドラマ「フェイス」のお話を。 “顔役(フェイス)”と名乗る5人組の強盗団が造幣局の襲撃に成功するものの、分け前が想像以上に少なかったうえに、裏切り者の出現によって獲物はすべて横取りさ…

韓国映画に西欧の匂い

韓国映画「TUBE」(11月公開)は、「スピード」をモロに意識したアクション。バスを地下鉄に置き換えた設定で、ノンスップの緊迫感を堪能させてくれます。 スローモーション&ストップモーションを駆使した映像や、やたらと多い気の利いたセリフなど、ハリウッ…

世紀の終わり

昨日、我が家に新聞を届けてくれる配達のお兄ちゃんを見かけたが、そのTシャツの背中に大きく“GABBA GABBA HEY!"という文字が。虫の知らせだったのか…。 帰宅すると、友人からメールが届いていた。ジョニー・ラモーンが亡くなったという。ラモーンズ最後の…

私の好きなイギリス映画 6

今やイギリスを代表する映画監督といっても差し支えのないケン・ローチの作品のなかで、どれか一本を選ぶとなると「ケス」が妥当なところですが、あえて近作「SWEET SIXTEEN」を。 刑務所からの出所を間近に控えた母親との新生活を夢見て、マフィアの仕事に…

今日見つけた謎のレコード

渋谷のディスクユニオンで、“何じゃ、こりゃ!?”と思わず口に出そうになった7インチ・レコードがコレ→。タイトルは『I HIRED A CONTRACT KILLER』。アキ・カウリスマキ監督の映画「コントラクト・キラー」のことで、出演している故ジョー・ストラマーが劇中…

私の好きなイギリス映画 5

「時計じかけのオレンジ」からさかのぼること3年前の1968年、マルコム・マクドウェル、“歩く反抗期”としての最初の一歩を踏み出したのが「if もしも…」です。 伝統ある全寮制のパブリック・スクールで、マルコム他少数の生徒が学校側に反乱を起こそうとす…

私の好きなイギリス映画 4

メジャー過ぎて挙げるのがはばかれるものの、「フル・モンティ」の音楽ネタについて触れておきます。 人前で脱ぐことは、なかなかできるものではないけれど、羞恥心を突破して、生活のために男性ストリップに挑む男たち。しかし、男ならではの悩みもあるよう…

アメリカン・ガールの鼻歌

この夏、もっとも我が家のDVDプレーヤーで再生された作品は、今さらながら「羊たちの沈黙」でした。仕事がらみではありましたが、数回は通して観たはず。 何度観ても凄いなあと思うのは、クローズアップが醸し出す緊迫感。いろいろ新しい発見があるのも、…

私の好きなイギリス映画 3

「エイリアンVSプレデター」は、あくまでB級に徹した潔さと、爆笑と背中合わせながら、星を超えた戦士の絆の熱さがグッとくる、最高にエキサイティングな映画でした。が、ここではロックは聴けません…。 しょうがない…というわけではないですが、今回も“…

私の好きなイギリス映画 2

2度目にして早くも大玉。後が続くのか心配な『さらば青春の光』でございます。 スウィンギン・ロンドンの時代、ヴェスパに乗って街を駆けるモッズ少年ジミーの物語。この映画については散々語りつくされた感があるけれど、ラストシーンについてだけは言って…

私の好きなイギリス映画

昨日の話の流れで、個人的に大好きなイギリス映画を挙げていこうと思います。不定期連載。もちろん、音楽絡みで。 最初に挙げたいのは、1961年の青春映画「蜜の味」。シェラ・デラニーの同名戯曲の映画化で、当時イギリスを席巻していた文化的ムーブメント“…

大英帝国はどうした!?

6月8日の日記に記したイギリス製ホラーコメディー「SHAUN OF THE DEAD」が今月、アメリカでも公開されるとのこと。かの地でもヒットすれば、日本公開に前進…ということになるので、ぜひドカンと当てて欲しい。 そういえば、最近イギリス映画の日本への流入…

邪悪サンタ

大傑作「ゴーストワールド」の監督テリー・ツワイゴフの新作「バッド・サンタ」を観る。 主人公はクリスマスのシーズンになると、デパートで客寄せサンタクロースの仕事に就き、最終日に金品を根こそぎいただく金庫破りのプロ。サンタの仕事をしている間も酒…

テキサス・チェーンソーの謎

今日も朝からビデオ漬け。10月6日にDVDリリースされる「テキサス・チェーンソー」はスクリーンでも2度観たが、改めて見直してもやはり面白い。 「悪魔のいけにえ」のリメイクうんぬんという話はさておき、日本語字幕では伝わりづらいが、殺人鬼レザーフ…

“軽さ”の妙

仕事絡みでビデオを2本観る。「エル・コロナド」と「ディボース・ショウ」。どちらも劇場公開時に見逃していた。 「エル・コロナド」はなかなか豪快な冒険アクションで、画面いっぱいに爆破の炎が広がるわ、今にも崩れそうな巨大な橋を期待通りにぶち壊して…

猫の憂鬱

世界一有名な猫キャラをCGで再現した、実写との合成映画「ガーフィールド」(10月公開)を日本語吹替版で観てしまいました。 訳知り顔で怠け者、ちょっとごう慢な猫ガーフィールドが、飼い主が引き取った愛犬と友情を築くまでの冒険ドラマ。ピーター・ヒュ…