2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

待ってました

「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」のプロデューサーで、ガイ・リッチーに見切りをつけた(?)マシュー・ヴォーンの監督デビュー作「レイヤー・ケーキ」が、ついに日本公開決定! 先述の2作のノリでフレンチ・フィルム・ノワ…

ラスタのディープな世界

今週末から劇場公開される「ルーツ・ロック・レゲエ」は、1977年製作のドキュメンタリーで、当時のジャマイカのレゲエ・シーンを追いかけたもの。製作国がイギリスとのことなので、当時英国でも高まっていたレゲエ人気を反映して作られたものだと思われる。 …

バカ過ぎて未公開!?

昨年夏、アメリカで興収2億ドル突破の大ヒットとなったコメディー「WEDDING CRASHERS」。オーウェン・ウィルソンとヴィンス・ヴォーンという、その筋のファンにはたまらない共演(クライマックスではウィル・フェレルまでも!)ということもあり期待してい…

マンハッタンに香辛料

デンゼル・ワシントン、ジョディ・フォスター、クライブ・オーウェンの共演、スパイク・リー監督によるサスペンス「インサイド・マン」(6月公開)は、恐ろしく頭の切れる銀行強盗犯と警察の攻防を描いたもの。舞台はマンハッタンで、スパイク・リーらしい…

死んだ街

先週末の全米興行収入チャートで初登場ナンバーワンとなった「サイレントヒル」(7月公開)は、世界的な人気ゲームを映画化したホラー。とはいえ、「バイオハザード」のように“スカッとバケモノ倒します”的なドラマではなく、むしろ迷宮奇談といった雰囲気が…

偽スピルバーグ

右のジャケはタイトルにつられて今月購入した、BEARSUITなるイギリスのインディー・バンドのシングル『STEVEN F***ING SPIELBERG』。伏字の部分は、いわずもがなの4文字言葉。スティーブン・スピルバーグに悪態をついた内容であることは間違いないと思うが…

STONED 覚書

昨日に続いて、「ブライアン・ジョーンズ/ストーンズから消えた男」について。今日はツラツラと覚書。 ブライアン・ジョーンズといえばドラッグとの関わりが何かと取りざたされるが、ストーンズ脱退のちょっと前から、次の有罪判決が懲役につながることもあ…

彼も人なり

何度かここで記した元ローリング・ストーンズの故ブライアン・ジョーンズの映画「STONED」が、「ブライアン・ジョーンズ/ストーンズから消えた男」というタイトルで7月日本公開される。一映画ファンとして観ると面白く興味深いが、ストーンズ・ファンとし…

同類発見

「メタル ベットバンガーズ・ジャーニー」なるドキュメンタリー映画が6月に劇場公開される。これは“大学に入ったけどメタル学がなかったから人類学を専攻した”とのたまうほどのヘビメタ・ファンにして、御歳30歳の学者サム・ダンがメタル愛をつづったもの。…

冥王星のBGM

昨日に続いて「プルートで朝食を」の話。 昨日記したとおり、物語の時代=1950〜70年代のヒット・ポップスを全編に配しているが、主人公がオカマちゃんなので、その好みにフィットしたナンバーが並んでおり男っぽいロック色は希薄。したがって、スウィンギン…

シュガー・ベイビー

「フーリガン」もよかったし、まだまだイケルぞイギリス映画!と思わせずにおかない「プルートで朝食を」(5月公開)は、「クライング・ゲーム」などで知られるニール・ジョーダン監督の新作。 舞台は1960〜70年代のアイルランド。母親に捨てられた孤児が女装…

カマカマ

ほぼ間違いなく今週末の全米興行収入チャートのナンバーワンにチャートインするであろう「SCARY MOVIE 4」。パロディ満載の「最終絶叫計画」シリーズの第4弾です。公開初日から大当たりしているところをみると、アメリカ人はこういうくだらないバカ映画が好…

だーれだ!?

ユアン・マクレガー主演の「ステイ」(6月公開)は凝った設定のスリラー。凝りすぎていて…というか、説明不足のためというか…理解しがたい部分もあるものの、わかってしまえば切ない後味を残す作品であります。 冒頭、いきなり交通事故らしき事件が起こる。…

理想のキッチン

ジョアン・アレン、ケビン・コスナーの共演による家族のドラマ「ママが泣いた日」(6月公開予定)について。 ある日突然、夫が家出。妻(ジョアン・アレン)は自分を捨てた夫への怒りを隠せず、4人の愛娘との関係もぎくしゃくするばかり。隣家の元大リーガ…

カースティ礼賛

右のジャケットは今は亡き女性シンガーソングライター、カースティ・マッコール/KIRSTY MacCOllが昨春リリースした3枚組CDで究極のベスト盤『FROM CROYDON TO CUBA: AN ANTHOLOGY』。この一ヶ月ほど、頻繁に聴いたCDのひとつ。 究極と表現したのは、1979年…

神が創造した奇跡の男

「ニューヨーク・ドール」(5月公開)は、米国からのグラムロックへの返答にして、パンクの祖ともいわれるバンド、ニューヨーク・ドールズのベーシストだった故アーサー・ケインの数奇な生をたどるドキュメンタリー。ファンでもあるせいか、2度ほどジワッと…

オラが村のバンド

前回に続いてイギリス映画「フーリガン」の余談を。主人公(イライジャ・ウッド)の従兄弟であるフーリガンのリーダーの部屋に、THE ZUTONSのポスターを発見。ちょっとホッとする。 というのも、この男の子はロンドン、ウェストハムの熱狂的サポーターで、地…