2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ひとつの愛

ボブ・マーリィのナンバーからタイトルを拝借したジャマイカ製ラブストーリー『ONE LOVE』(9月公開)のお話。 ラスタファリアンのレゲエ・アーティスト(ボブ・マーリィの息子キマーニ・マーリィが演じる)と、厳格な牧師を父に持教会のゴスペル・シンガー。…

規格外の人

音楽ドキュメンタリー映画のここ1、2年の充実ぶりには目を見張るものがあるが、「悪魔とダニエル・ジョンストン」(9月公開)も面白い一編でした。 シンガーソングライターであり、画家、映画監督でもあるダニエル・ジョンストンは躁うつ病と戦いながら、…

ちょっとヒマネタ

今月号のレコードコレクターズはブライアン・ジョーンズ特集だった。読んでいると、やはりストーンズが聴きたくなってしまうもので、週末はずっと60年代のストーンズ漬け。で、聴いていて“そういえば…"と思い出したことがあり、映画「ザ・ロイヤル・テネンバ…

闇深きマイアミ

9月に公開される映画「マイアミ・バイス」について調べ物をしていたら、下記のサイトに行き当たった。TVシリーズを詳細に渡って解説しているところで、基本解説からマニアックな方面までフォロー。作った方の愛情が隅々にまで行き渡っています。 http://m…

困った人たち

昨日の続き。「イカとクジラ」のダメ男たちについてです。 この映画の時代背景は1986年ごろ。ピンク・フロイドの『HEY YOU』を自作曲と偽り、ハイスクールの発表会で歌った男の子は確かに背伸びしている感がある。というのも、この子のガールフレンドの部屋…

次のウェス・アンダーソン!?

前回のエントリーでタコ、タコ言った反動ではないけれど、今日は『イカとクジラ』(11月公開)という映画のお話を。「ライフ・アクアティック」でウェス・アンダーソンとともに脚本を手がけたノア・バームバックの初監督作で、彼の自伝的要素が強い物語。 落…

次はキースVSボウイ

『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』に登場する悪役の船長は、タコを頭にくっつけたようなグロいルックスの持ち主だが、その名をデイヴィー・ジョーンズという。で、この名前はモンキーズのボーカリストや、デビッド・ボウイの本名(D…

愛しのロイス・レイン

昨日のエントリーで“スーパーマン”と名のつく曲って結構あるもんだな…と思ったが、ならばヒロイン、ロイス・レインもあるのでは!?と考えてみて、やっと思いついたのがFARRAHの『LOIS LANE』。“君が僕のロイス・レインになったら、僕は君のスーパーマンになる…

帰ってきたスーパーマン

「スーパーマン・リターンズ」(8月公開)ではジョン・ウィリアムズの、あのメインテーマが冒頭でしっかり鳴り響く。久しぶりなので、これにはワクワクさせられた。同時にこれは正当な続編であることを主張しているのだが、1987年の前作「スーパーマン4 最…

しゃぶってもいいんです

昨日に続いてTHE POLYPHONIC SPREEの話を。秋公開の「サムサッカー」では、ポリフォニック・スプリーの中心人物ティム・ディラフターが音楽を手がけているが、これがまんま彼らの音になっていて、ほのぼのと優しく情感を高めている。 デザイナー、ミュージッ…

今年一番の熱血映画

右のジャケはポリフォニック・スプリー/THE POLYPHONIC SPREE、2003年リリースのシングル『LIGHT AND DAY』。ギタポ系クラブの定番でもある名曲で、個人的にも大好きなナンバー。以前、この曲が「エターナル・サンシャイン」で使用されると知り期待していた…

車でキル・ビル

シリーズ3作目にしてアメリカから東京に舞台を移したカー・アクション「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」(9月公開)。「頭文字D」に「キル・ビル」をミックスしたような…すなわち徹底的に漫画的な快作(というか怪作)です。 スピード違反の常習犯…

バカ丸出し

この夏アメリカでは、昨年の「WEDDING CRASHERS」「40歳の童貞男」の夢よもう一度と、コメディがいろいろと公開されるようですが、個人的にいちばん観たいのはケヴィン・スミス監督の「CLERKS Ⅱ」。スミスのデビュー作「クラークス」の続編で、前作でコンビ…