2006-01-01から1年間の記事一覧

よい御歳を

今年も残すところあとわずか。今年も当ブログを、たくさんの方に覗いて頂きました。何の進歩もないまま続けているブログにとって、本当に有難いことです。 2006年最後のジャケは、1978年のスーパーヒット・アルバム、EARTH, WIND & FIREの「THE BEST OF EART…

ボウイは何かを知っていた!?

2007年に観たい期待作のひとつに、イーディ・セジウィックの死の謎に迫る『FACTORY GIRL』。イーディは1960年代のNYで、アンディ・ウォーホル主宰のファクトリーのミューズと言われた女性で、ボブ・ディランとのスキャンダラスな関係で知られている。実際…

劇場では見られない その2

昨日の2編の他にも、日本の映画館でかからないままビデオスルーになるコメディーが続出している。リンジー・ローハン主演の『JUST MY LUCK』は『ラッキー・ガール』の邦題で来年1月にソフト化が決定。この辺はまだしも、全米興行チャートでナンバーワンに…

劇場では見られない

あらー、『マウス・タウン』の劇場公開がなくった…と思ったら、もうひとつ、3月に公開が予定されていた監督リドリー・スコット、主演ラッセル・クロウのコンビによる『ア・グッド・イヤー/プロヴァンスからの贈りもの』もお蔵入りになってしまった。アメリ…

Please, please don’t go!

ジェームズ・ブラウンが死んだなんて、誰が信じる!? id:gotanda6さんのブログで知って、ひたすらショックを受けている。2007年には大規模な欧米ツアーも控えていたというのに。http://www.intriguemusic.com/godfatherofsoul/news/ オーティスやエルビスは過…

スパロウ家の血

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでジャック・スパロウ船長を演じたジョニー・デップが、ローリング・ストーンズのキース・リチャーズのステージ・アクションを役作りに取り込んだのは有名な話。これが有名になりすぎて、来年5月公開のシリーズ第…

ゲームではない

ユマ・サーマン主演のラブコメディー『Gガール 破壊的な彼女』は、正義のために戦うスーパー・ヒロインのお話。空を飛ぶわ、怪力だわ、猛スピードで動き回るわと、とにかく無敵のパワーを持ってはいるが、このヒロインには重大な欠点があった。異常に嫉妬深…

ダイアナも鑑賞可能

『ドリームガールズ』(2月公開)はアカデミー賞候補といわれれば、なるほどと思える華やかなミュージカルで、見事なエンターテインメントと呼んで差し支えない。ご存知のとおり、DIANNA ROSS & THE SUPREMESの成功物語をモチーフにした大ヒット舞台ミュージ…

プロダクション・デザイナーのイイ仕事

アカデミー賞をニラんで、今週から全米で限定公開された『ドリームガールズ』。ゴルーデングローブ賞では5部門にノミネートされ、賞レースの本命として名乗りを挙げたが、さてどうなるか。 ご存知のとおり、ブロードウェイのミュージカルを映画化したこの作…

コッポラ家へようこそ

昨日に続いて、『マリー・アントワネット』について、もう少々。ソフィア・コッポラは先日、ボーイフレンドの子供を出産したことで話題を呼んだが、そのボーイフレンドでフレンチ・バンド、PHOENIXのボーカリスト、トーマス・マーズがバンド共々、この映画に…

自意識を描く

『ロスト・イン・トランスレーション』以来となるソフィア・コッポラの新作ということで、サブカル系雑誌に気持ち悪いほどプッシュされそうな『マリー・アントワネット』(1月公開)。フランス王朝最後のプリンセス、マリー・アントワネットを18世紀のセレブ…

クラブヒッツ

『フランキー・ワイルドの素晴らしき世界』(12月公開)は、クラブ・ミュージックのメッカ、イビサ島を舞台に、あるカリスマDJの生を疑似ドキュメンタリーの手法で描いた人間ドラマ。人気アーティストとして英雄に祭り上げられ享楽的な生活に耽るものの、聴…

恐るべし、スウェーディッシュ

何の予備知識もなく、ジャケのみにつられて右のレコードを購入。The Soundsなるベタな名前のこのバンド、売り文句にスウェーデンのバンドとあったので、このジャケならガレージ、モッズ風だろう…と想定していたのだが全然違って、1980年代なかばにクサるほど…

大人の事情

ピクシーズ/THE PIXIESのドキュメンタリー映画が公開される! そんなニュースだけでワクワクしたものの、いざその『ピクシーズ/ラウド・クァイエット・ラウド』(2月公開)を見てみたらエキサイトした、というよりは、しみじみしてしまった。 2004年の再結…

根性のテーマ

ハリウッド版『海猿』などと呼ばれて話題になっている『守護神』(2月公開)は、なるほどの海難救助隊員のお話。Aスクールと呼ばれるエリート・スイマー養成所で、天賦の才能に恵まれた新人(アシュトン・カッチャー)が、相棒を死なせたトラウマを抱える…

イントゥ・ザ・ホステル

水着姿をどんどんプッシュして“あんな売られ方をするとは思わなかったわ!"とジェシカ・アルバをプンプンさせた映画『イントゥ・ザ・ブルー』。その監督ジョン・ストックウェルが手がけた、新作『TURISTAS』が今週末から全米公開されている。『ブルー・クラ…

無題

日本のタレント3名が、ハリウッドの映画人に、それぞれ以下のように紹介されたそうです。日本のマイケル・ジョーダン 日本のオプラ・ウィンフリー 日本のトム・クルーズ 誰のことでしょう? ヒント、→この映画に出演している人。正解は↓DVDに収録されたオー…

小刻みにREBEL REBEL

パンク・ムープメントがひと段落した1970年代末ロンドン。当時の音楽シーンをとらえたドキュメンタリー「ラフ・カット&レディ・ダブド」が来年1月に公開されるが、これが個人的にはなかなか面白く、興味深く見ました。 音楽シーンとはいえ、ここで取り上げ…

キルスティン!

先々週末「スパイダーマン3」の最新予告編が公開され、ストーリーについていろいろと憶測が飛び交っているが、VFXはやはりとんでもないことになっているようで、公開が待ち遠しい。http://streaming.yahoo.co.jp/c/y/mov/10020/1002000002/ それにしても…

久々にショックな訃報

大好きな映画監督のひとりであるロバート・アルトマンが亡くなられた。享年81歳。合掌。http://us.imdb.com/news/flash/ 近作の『ゴスフォード・パーク』を観ても強烈な毒気のある作風は健在で、スゲーなあと感じていたせいもあり、80歳を過ぎた方だとは認識…

硬派ボンド

ジェームズ・ボンド・シリーズ第21作となる「007/カジノ・ロワイヤル」(12月公開)はシリーズの中でも異色の作品。展開は「女王陛下の007」とチョイ似ているが、よりハードボイルドな雰囲気で、前作までの軽妙さはない。このシリーズは荒唐無稽にな…

日本でもやってほしい

今週末、東京フィルメックスが開催されたけれど、海の向こうのアメリカでは、こんな映画祭が。 http://www.horrorfestonline.com/film1.html 日本からは「輪廻」が出品されているようです。

GO GO激流

今日もCGアニメを。アードマン製のキャラクターデザインをドリームワークスのCGで動かした「マウス・タウン/ロディとリタの大冒険」(3月公開)について改めてふれようか、と。 ペットのネズミ、ロディがひょんなことからトイレに流され、地下のネズミの…

ティーンエイジ・モンスター

今日もアニメの話。スティーブン・スピルバーグとロバート・ゼメキスのプロデュースによる「モンスター・ハウス」(1月公開)は、幽霊屋敷の秘密に挑む少年ふたりと少女の冒険を描いたホラー・ファンタジー。ハロウィンの夜、暴走してしまいそうなこの屋敷の…

今日もヘッズ

昨日に続いてジャケはトーキング・ヘッズ/TALKING HEADS、1986年のシングル『WILD WILD LIFE』。ファンにはご存知のとおり、この曲はデビッド・バーンの監督による映画「トゥルー・ストーリーズ」のために作られたものだけど、これまた最近の映画のオープニ…

このバカ映画を埋もれさすな!その4

ケビン・スミスのデビュー作「クラークス」は大好きな映画で、コンビニ店員のだらけた日常がリアルかつユーモラスに描かれ、見た当時はとても他人事と思えんなあ…と感じたものだった。あれから10年以上が経ち、今年スミスは「CLERKS 2」を完成させた。すでに…

このバカ映画を埋もれさすな!その3

新作「STRANGER THAN FICTION」が全米でヒットしている ウィル・フェレル。こっちはキャストも豪華なので日本公開される可能性も高いけど、サマー・シーズンを席捲した「TALLADEGA NIGHTS:THE BALLAD OF RICKY BOBBY」の方は厳しそう。「俺たちニュースキャ…

彼女はスーパーフリーク

全米で小規模公開でスタートしたものの、ロングラン・ヒットとなってアカデミー賞の呼び声も聞こえてきた「リトル・ミス・サンシャイン」(12月公開)のお話。 “勝ち組”にこだわるものの自作の自己啓発本の出版もままならず負け犬に転じそうな父、無力な母、自…

このバカ映画を埋もれさすな!その2

今年の春「トランスポーター2」の宣伝で来日したジェイソン・ステイサムが“スゲー映画だ”と豪語していた次回作「CRANK」。秋口に全米で公開されるや案の定ナンバーワン・ヒットとなり、町山智浩氏のポッドキャストでも紹介されていたんだけど、これまた日本…

このバカ映画を埋もれさすな!その1

「ドッジボール」で“僕は自分のトロフィーを獲るよ”のセリフが泣かせた、チアリーディング高校生役のジャスティン・ロング。この人が主演を務めた「ACCEPTED」というコメディーがあるんだけど、2007年のラインナップにも見当たらず。せめてビデオスルーにし…