2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ポップ職人再評価

ヒットメーカー、ジェリー・ブラッカイマー製作の『お買い物中毒な私!』(5月公開)は、ブランド物買いが止められない若い女性の困った日常を描いたコメディー。 ファッション誌の編集の仕事を夢見るヒロイン(アイラ・フィッシャー)はタイトルどおりの買…

さらにモータウン

昨日に続いてモータウン話。5月に公開されるロバート・ダウニーJr.、ジェイミー・フォックス共演の『路上のソリスト』でもモータウンのヒット曲が聴けた。 LAタイムズの記者の実体験に基づいたシナリオを、『つぐない』のジョー・ライト監督が映画化した…

1964年、モータウン

Hip-Oというリイシュー・レーベルがあり、そこで4年ぐらい前からMOTOWNの歴代シングルを全収録したコンピCD『THE MOTOWN COMPLETE SINGLES』が半年に一度ぐらいのペースで発売されている。基本は一年分のシングルのA・B面を収録、毎回CD5〜6枚組(…

休日のバカ映画・3日目

昨日記した『愛の伝道師 ラブ・グル』のマイク・マイヤーズとラジー賞の主演男優賞を争い、惜しくも敗れたエディ・マーフィ。その対象作『デイブは宇宙船』は、休日に頭をカラっぽにして見るにはうってつけの一本。 『ナッティ・プロフェッサー』などでひと…

休日のバカ映画・2日目

今年のラジー賞を独占、DVDスルーもある意味納得の(?)マイク・マイヤーズ主演作『愛の伝道師 ラブ・グル』。マイヤーズにしてみれば『オースティン・パワーズ』シリーズ以来のバカ映画だが、割り切って見ればソコソコ面白い。ヒロイン、ジェシカ・アルバもか…

休日のバカ映画

全米では現在、ロック様ことドゥエイン・ジョンソン主演、アンディ・フィックマン監督のディズニー製SFファンタジー『RACE TO WITCH MOUNTAIN』がヒット中だが、この監督・主演コンビは前作『ゲーム・プラン』に続いて全米ナンバーワン・ヒット作を放った…

WBCを超えた!

ホラー大好き、バンパイアも好きな自分でも、さすがにコレは…と思えるほど、ロマンチック過ぎる全米大ヒット作『トワイライト/初恋』(4月公開)のお話。 父と暮らすために田舎町に越してきたハイスクール・ガール(クリスティン・スチュアート)が、謎めい…

70年代検証その2

これまたアカデミー賞ノミネート作品で、ショーン・ペンが主演男優賞の栄冠に輝いた『ミルク』(4月公開)の話。 ゲイであることを公言して、米国で初めて公職に就いた活動家ハーヴェイ・ミルクの生涯は、その名を冠したドキュメンタリー映画でも語られたが、…

70年代検証その1

アカデミー賞にノミネートされた今月公開の『フロスト×ニクソン』は、ウォーターゲート事件で失脚した後のニクソン元米大統領へのインタビューに挑むTV司会者デビッド・フロストの奔走を実話に基づいて描いた実録ドラマ。『天使と悪魔』も控えるロン・ハワー…

口論エンタメ続々

『レボリューショナリー・ロード』やら『ダウト/あるカトリック学校で』やら、今年の米賞レースは”口論”が緊張感を醸し出す映画が多かったが、ジョナサン・デミの久々の新作『レイチェルの結婚』(4月公開)もそのひとつ。アン・ハサウェイは本作でアカデ…

オプティミストの行き止まり

アカデミー賞こそ逃したものの、全米の映画賞で主演男優賞を独占したミッキー・ロークの渾身の演技が光る『レスラー』(6月公開)は、枯れた男気にグッとくる泣きの一作! これまではインテリクサさが、ちょっと鼻についてたダーレン・アロノフスキー監督だが…

全肯定

ジム・キャリーがお得意の顔面芸に加え、ハートウォーミングな笑いを提供してくれる『イエスマン "YES"は人生のパスワード』(3月公開)のお話。 離婚以来、人付き合いを避けるようになった銀行員(ジム・キャリー)が友人に誘われ、何を言われても”ノー”と言わ…

若ハゲの至り

昨秋公開された『BOY A』は久々に『さらば青春の光』にも通じるノー・リターン青春映画だったが、今週末公開される『THIS IS ENGLAND』も、ある地点を超えると後戻りできなくる思春期の現実に、切なさを込めた傑作。『家族のかたち』のシェーン・メドウズ、…