2004-01-01から1年間の記事一覧

役に立たない名言集 2004

別に名言でもなんでもないけれど、今年印象に残ったロケンローな映画のセリフをつらつらと…。記憶があやふやな部分もあり、必ずしも正確ではありません。あしからず。 “ルワンダでは一日に10万人が殺された。デブが一人死んで誰が気にする?”「コラテラル」 …

1年を振り返る

仕事収め! もう今年は何もしませーん。 そんなわけで、2004年の総括でもしてみようかな…と思ったけれど、とにかく今年は音楽ドキュメンタリーの当たり年。観客を音楽ファンに限定しない、クオリティの高い映画がそろっていたように思う。ざっと好きなベスト…

エドワード=ロバート

友人宅で忘年会。MTVでやっていたCURE/キュアーの特番をビデオで見せてもらったが、懐かしいやら恥ずかしいやら。いや、楽しかったです。 その中で、キュアーに影響を受けたバンドがインタビューされている映像と一緒に、サブカルチャーにあたえた影響も紹介…

ケーキも食えない

クリスマスだというのに朝から歯痛に悶絶し、歯医者へ。もともと歯医者は大嫌いで十数年ぐらい敬遠していた(最後に歯医者に行ったのは昭和のころ…)が、久しぶりにドリルの音を聴いて戦慄を覚える。あー、もう「マラソンマン」のダスティン・ホフマンの気分……

青二才のためのラブソング

かなり面白いにも関わらずビデオスルーとなってしまった、muraさんもオススメの「ポリーmy love」を観る。 ハネムーン初日にして花嫁を寝取られた保険調査員(ベン・スティラー)が、傷心のうちに中学の同級生(ジェニファー・アニストン)と再会し、恋におちる…

コリン・ファレル敗れる

昨日に続き、「ダブリン上等!」について。以下、微妙にネタバレあり。 THE CLASHのカバーがあまりに有名な『I FOUGHT THE LAW』。チンピラ役のコリン・ファレルが歌う、このナンバーがエンドロールで流れるが、かなりヘタで、そのうえ覇気がない。ジョー・ス…

ダブリン上等!

という邦題からして脱力を禁じえないけれど、その「ダブリン上等!」(2月公開)を観ました。 道徳観念が欠如したチンピラ、失恋した青年とインポに悩むその友人、妻子ある男との恋に走る青年の恋人、その妹であるヒゲの映えた女、クビになってバス運転手、…

ケータイは身を助ける

キム・ベイシンガー主演の「セルラー」(来年2月公開)は、「フォーン・ブース」で久々にヒットを放った脚本家ラリー・コーエンが再び電話を活かして送り出した都市型スリラー。誘拐された人妻(ベイシンガー)が助けを求めるべく、破壊された電話のワイヤ…

私の好きなクリスマスソング

どこに行ってもクリスマスソングがガンガン、鳴り響くこの時期ですが、個人的にもっとも好きなクリスマスソングといえば、1986年の全英ナンバーワンソング、POGUES featuring KIRSTY McCOLLの『FAIRYTALE OF NEW YORK』に尽きる。ポーグス時代のシェーン・マ…

踊らんかな

「Shall we ダンス?」の米国でのリメイク版、そのまんまの邦題の「Shall we ダンス?」(2005年春公開予定)は、オリジナルにほぼ忠実な作り。ジェニファー・ロペスふんするダンサーのキャラもそのまんまだった。ただ、主人公夫婦のエピソードだけは、さすがに…

What’s Going on?

全米の興行収入チャートで今週第一位にランキングしている「オーシャンズ12」(2005年1月公開予定)は、ご存じのとおり、「オーシャンズ11」の続編。映画の内容はともかく、音楽はメチャクチャかっこいい。ハモンドのうねりがグルーヴィーで、ファンキー。伊…

死ぬまでジャンキー

昨日に続いて、「ライフ・イズ・コメディ!/ピーター・セラーズの愛し方」について。 二人目の妻ブリット・エクランドに逃げられた本作の主人公にして実在の俳優ピーター・セラーズの姿にデビッド・ボウイの『SPACE ODDITY』が重なる。この歌の主人公メイジ…

悲惨でおかしい英国紳士

「ピンク・パンサー」シリーズなどで知られる俳優、故ピーター・セラーズの人間像に迫る伝記ドラマ「ライフ・イズ・コメディ!/ピーター・セラーズの愛し方」(1月公開)は、なかなか面白い作品でした。『24』で今をときめいているスティーブン・ホプキンス…

新旧ガレージロックの遭遇

12月10日の日記に続いて、ジム・ジャームッシュの新作「コーヒー&シガレッツ」について。 オムニバスのこの映画、テーブルを挟んで何組かが会話してるだけの話ですが、そのメンツは面白い。「スパイダーマン2」のアルフレッド・モリーナと「24パーティ・ピ…

気まずさをごまかす一服

ジム・ジャームッシュの新作で、10年以上に撮りためてきた短編集「コーヒー&シガレッツ」は今週観た映画のなかでも、かなり面白い映画でした。 いずれのエピソードも、テーブルを挟んだ2人がコーヒーとタバコを仲介にしつつ、かみ合わない会話をかわすとい…

グラスゴーの空は暗かった

ビート作家トロッキの小説をユアン・マクレガー主演で映画化した「猟人日記」(2月公開)を観る。 作家志願の青年が、みずからの女性に対するだらしなさによって、取り返しのつかない悲劇を招いてしまう。スコットランドの陰鬱な曇り空の下で、そんなダメ男…

軽い映像に重い曲

「王妃マルゴ」「愛する者よ、列車に乗れ」のパトリス・シェロー監督の新作「ソン・フレール/兄との約束」を観る。 血液の病気で死期が迫る兄と、ゲイであるその弟の最期の交流を描いた、この映画、ほぼ全編手持ちカメラが使用されている。かといって、やた…

今日はゴスペル

ド田舎版「天使にラブソングを…」というべきコメディー「ファイティング・テンプテーションズ」(2005年1月公開)を観る。 都会での生活に行き詰まったお調子者の黒人青年が、叔母の死の知らせを受けて米南部の田舎町に帰郷。そこで遺産を相続することにな…

70過ぎて下積み途中

ブルース・ムービー・プロジェクトの集大成的なコンサート・ドキュメンタリー「ライトニング・イン・ア・ボトル」(05年2月公開)を観る。 2003年2月、ブルース生誕百年を記念してNYで行なわれたコンサートの模様を収めている。ソロモン・バーク、B.B.キ…

今週の大爆笑

フレディ・マーキュリーが亡くなってから先月で13年、1984年のクイーンのヒット曲『RADIO GA GA』がカバー・バージョンがリリースされる。カバーしたのは、ハードロックディスコをやり過ぎなほど確信犯的に鳴らして人気を博し、次のアルバムが待たれているエ…

私の好きなイギリス映画 11

ピンク・ロフイドが、『アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォールPART2』のコーラスを歌った子供たちに訴えられたそうです。 http://music.yahoo.co.jp/rock/music_news/barks/20041201/lauent007.html というわけで、久々に復活の今回はアラン・パーカー監督…

さて何から…

書こうかな…というほど今週は、いろいろ気になるニュースもありましたが、改めて考えるとほとんど忘れている…。まずは、記憶の生々しいうちに渋谷AXで観たフランツ・フェルディナンドのライブの感想を書いておこうかな、と。 デビュー・アルバム一枚で今や、…

ふう…

このところ、仕事がギッチギチでロクに更新もできず。実際、映画を観ている時間が作れない(フランツ・フェルディナンドは、しっかり観に行ってるクセに…)。そんなこんなで、次回更新を今週の後半まで、お休させていただきます。

スーパーヒーローに囲まれたっ!

今日、半蔵門線に乗ったら車両中が「Mr.インクレディブル」の広告だらけという、とんでもない状態だった。どこを向いてもスーパーヒーロー。よくある宣伝手段だが、こういう電車はただでさえ居心地が悪いのに、人物キャラに囲まれると、すいていても満員電車…

茶でも飲みますか…

バンド・エイド20年ぶりの再演、BAND AID 20。リードをとるのは以下の顔ぶれ。 クリス・マーティン/ダイド/ロビー・ウィリアムス/シュガーベイブス/フラン・ヒーリィ/ジャスティン・ホーキンス/ボノ/ウィル・ヤング&ジャメリア/ミズ・ダイナマイト&べヴァ…

ニッポンの有名なロックンロール!

今週いっぱい開催されている東京フィルメックスで、香港映画界の男気監督ジョニー・トーの新作「柔道龍虎榜」を観る。泣けた。“僕と勝負してください"…このセリフの意味を考えれば考えるほど泣けてきた。ジョニー・トーは来場も果たし、Q&Aでも熱血トークを…

シュレックDVDのお約束

「シュレック2」のDVDには前作の仕様と同様に、登場キャラが歌を歌う特典映像が収められている。狼が三匹の子豚をバックにデュラン・デュランの『HHUNGRY LIKE THE WOLF』を、バー毒リンゴのオカマ・マダムがシンディ・ローパーの『GIRL'S JUST WANT TO …

駄目ジャケ100選

しばらく見ないうちに100超えてる!スゲー。『決定盤!マカロニ・ウエスタンのすべて』と題された、このアルバムは、その名のとおり、マカロニウエスタンのテーマ曲を集めた編集盤。その昔、中古盤屋でこのレコを見つけたとき、ピンボケながら少しも凄みが損…

嬉しいやら悲しいやら

10日ほど前にAMAZONに注文していたDVD『ジョー・ストラマー/レッツ・ロック・アゲイン』。今ごろになって在庫切れのためキャンセルという通知が届いた。大ショック! 今日は有楽町に出る用事があったので、近辺のDVDショップを回ってみたけれど、どちらも売…

ヒップホップ深海魚

今年の全米最大のヒット作となった「シュレック2」に続いて、ドリームワークスが放つCGアニメーション「シャーク・テイル」のお話(“テイルの話”というのもヘンですね…)。 マフィアもどきのサメの猛威に怯える小魚のコミュニティを舞台に、お調子者の魚と…