猫の憂鬱
世界一有名な猫キャラをCGで再現した、実写との合成映画「ガーフィールド」(10月公開)を日本語吹替版で観てしまいました。
訳知り顔で怠け者、ちょっとごう慢な猫ガーフィールドが、飼い主が引き取った愛犬と友情を築くまでの冒険ドラマ。ピーター・ヒューイット監督(傑作「サンダーパンツ!」)は教訓を含む冒険劇がお得意だが、そんな手腕がファミリードラマにはまらぬはずがなく、ソツなくまとまった感アリ。
ガーフィールドの気分のいい証明として使用されるナンバーは、ジェームズ・ブラウンの「I GOT YOU」。そのものズバリ“♪I FEEL GOOD〜”というワケです。エンディングでは、ガーフィールド自身がノリノリでこの歌を歌う。
ガーフィールドが歌う曲は、もう一曲ある。ビリー・ジョエル/BILLY JOELの『NEW YORK STATE OF MIND』で、これは逆に気分がブルーなとき、その心情を替え歌にして歌っている。なぜこの曲が選ばれたのか、日本語吹替版だったせいか、よくわからず。英語だと、もしかしたら綺麗に韻を踏んだ替え歌になっているのかも…その辺は、これから観るというビリー・ジョエル好きのmuraさんにチェックしていただきたいところです。ちなみに吹替版のガーフィールドの声は藤井隆。おっと、今気がついたけど、英語版の声をやっているビル・マーレイと、この人は「ロスト・イン・トランスレーション」で共演していたんだな…奇妙な縁。
というわけで、ジャケは1976年発表、ビリー・ジョエルの4thアルバム『Turnstiles』。シンガーソングライターとしての実力が遺憾なく発揮された一枚。
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