イアン・カーティス・ムービー本格始動

gakus2005-01-08

 かねてから噂されていた、JOY DIVISION/ジョイ・ディヴィジョンの今は亡きボーカリストイアン・カーティスの伝記映画の監督に、アントン・コービンが決定したそうです。詳細は以下にて。
 http://www.nme.com/news/111004.htm
 アントン・コービンは写真家兼ミュージックビデオ・ディレクターとして知られ、U2やデペシッシュ・モード、トラヴィス、古くはジュリアン・コープ、エコー&ザ・バニーメンあたりと仕事をしていた。ジャケット写真の分野では大御所と呼んで差し支えない。ジョイ・ディヴィジョンとは密なつながりを持っていた人で、イアンを間近で見ていたビジュアリストという点では、このうえない人選といえるだろう。イアン・カーティスの物語は「24アワー・パーティ・ピープル」の前半でも描かれていたが、自殺の原因につながるような部分には触れていなかった。コービンがそこに、どのような解釈を加えるのか、興味深いところであります。

 ジョイ・ディヴィジョンの残党なんて言われ方も今やふさわしくない、イギリスの国民的バンド、ニュー・オーダーのメンバーも出演するとのこと。そういう点でも楽しみ。

 一方で、長編映画初監督というのは、映画ファンとしては引っかかる部分。焦点が絞りきれていなかった「バスキア」の例もあるしなあ…。

 ジャケはヒット中、U2の最新アルバム『HOW TO DISMANTLE AN ATOMIC BOMB』。このジャケ写は、おそらくもっとも最近のコービンのお仕事。