面白カバー集

gakus2005-09-19

 先週末の全米興行チャートで初登場ナンバーワンとなったのが、今やラブコメの女王となったリース・ウィザースプーン主演の「JUST LIKE HEAVEN」。このタイトルで、真っ先にザ・キュアーの歌を思い出した方は、きっと私と同世代人(笑)。

 この映画のサントラをチェックしてみたら、ホントにTHE CUREのこのナンバー(ジャケは、そのシングル盤。1987年リリース)が収録されていた。オリジナルに加えて、KATIE MELUAなる女性シンガーのカバー・バージョンも収録されていてビックリ。このカバー、ミドルテンポのソフトなアレンジで、メロディやギターフレーズのよさが活かされている。

 これ以外にもユニークなカバーが多く、BOWLING FOR SOUPがあの『GHOSTBUSTERS』(!)を、EMRRSON HARTなる人がロバート・パーマーの『BAD CASE OF LOVING YOU』を、KAY HANLEYという御方がイギー・ポップ『LUST FOR LIFE』を、KELISという方(あー、知らないアーティストばかりですみません…)がプリテンダーズ『BRASS IN POCKET』を、それぞれオリジナルに敬意を表しつつプレイ。もっと古めのところではストーンズもやっていたTEMTAPTIONS『JUST MY IMAGINATION』をPETE YORN(この人、映画には面白いカバーをちょくちょく提供している)がフォーキーな感じで、CLASSICS IVの『SPOOKY』を女性シンソングライター、IMOGEN HEAPがボサノバ風にカバーしている。映画を観れば統一感も出てくるのかもしれないが現段階では脈略が見出せず。しかし、だからこそ興味をそそられる。

 この他、BECKの未発表曲やらスコアやらも収録されている盛りだくさんの内容。ラブコメにイマイチ食指が動かないタチだが、このサントラの内容だけで観たくなってきました。