40でまだ惑いっばなし

gakus2006-02-01

 今週のテーマは40歳…というわけではないけれど、日本公開がいつになるのか見当もつかない全米大ヒット・コメディー「The 40-Year-Old Virgin」の話を。待ちきれず輸入DVDで観ました。

 フィギュア・オタクで童貞の40歳・男性アンディが同僚のオモシロ半分の応援に支えられ、初体験に挑む。職場の向かいの女性と交際を始めるも、女性器についてはもちろん、コンドームの装着の仕方さえわからずオロオロする始末。そんなアンディのダメっぷりを笑う反面、笑えないのがオタク的志向。恋人に夢を問われ、“オーディオ店を持つこと"と答えるアンディ。恋人はフィギュアをe-Bayで売れば資金ができると提案し、アンディもそれに同調するが、案の定、土壇場で売れなくなる。

 自分の場合はフィギュアじゃなくてレコードだけど、“子供のお受験のために売れ!”とカミさんに言われたとしたら、やっぱり売れないよなあ…。とりあえず、“もっと働きますから、それだけはご勘弁を…”ということになりそうだ。物に固執しているうちは人間、なかなか大らかになれせん。肉体的バージンよりも精神的バージンの方が、よっぽど問題だよなあと、つくづく思う。

 昨年8月25日の日記でサントラについて記したけど、これまた使われてない曲がけっこう入ってたよう。JO BOXERS『JUST GOT LUCKY』はアンディが同僚たちと食事しているシーンと、エンドタイトルでのフィーチャー。ライオネル・リッチー『HELLO』は、アンディがベッドで、あることをしようとするBGMとなっているが、ここは笑った。『AQUARIOUS〜LET THE SUNSHINE IN』のミュージカル「ヘアー」メドレーも笑えるが、どんなシーンかは内緒。

 ジャケは、1969年、5TH DIMENTIONがリリースしたヒッピー・ソウルの名盤『THE AGE OF AQUARIOUS』。大ヒットした『AQUARIOUS〜LET THE SUNSHINE IN』を収録。これアナログで探してるんだけど、こんなことに熱を上げてるうちはまだまだ問題アリかねえ。

40歳の童貞男 [DVD]

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