“本当に”生きている

gakus2006-09-28

 昨日ちょこっと書いた「JUST MY LUCK」はリンゼイ・ローハン主演のコメディー。ローハンふんするヒロインは道を歩けばお札を拾い、会社では出世のチャンスをモノにし、イイ男と出会うなど、すべての運を一身に集めたような超ラッキー・ガール。これと対照的に、ボーリング場兼ライブハウスで雑用係をしている、クリス・パインふんする青年は完全にツキに見放されており、マネージャーを買って出たアマチュア・バンドのレコード契約も望みナシ。そんなふたりが、仮面舞踏会で出会い、キスをかわしたことで、運・不運が逆転。パインはバンドの契約にこぎつけ、一方のローハンは会社をクビになったあげく、パインのボーリング場で逆に雑用係を務めるハメになる。すぐそばにツキを奪った男がいるとも知らず…。といった具合に、昨日の日記で記した“SOME GUYS HAVE ALL THE LUCK"なお話。

 リンゼイ・ローハン主演というだけでティーン向けの映画であることは一目瞭然だが、パインがマネージャーを務めているバンド役で、英国のアイドル・バンド、McFLYが同じバンド名で出演していることでダメを押す。

 それはいいとして、印象に残ったのは、ローハンがボーリング場で悪戦苦闘しているシーンに重なるTHE EELS『HEY MAN (NOW YOU'RE REALLY LIVING)』。苦しいときこそ生きていることを実感できる、そんな内容の歌がハマッている。メロディーがポップだから重くないし、何よりコメディエンヌ、ローハンの軽さにフィットしていて好印象でした。この他、オープニングのJO BOXERS『JUST GOT LUCKY』にニヤリ。舞踏会のキス・シーンで流れるROYKSOPP『ONLY THIS MOMENT』には、ちょっとセンスのよさを感じた。

 あと、音楽とは全然関係ないけれど、「マスターズ・オブ・ホラー」のドン・コスカレリ編に主演していたきれいな女優さん(名前忘れた…)がローハンの同僚役で出ていたのは得した気分。

 ジャケは昨年リリースされたEELSのシングル『HEY MAN (NOW YOU'RE REALLY LIVING)』。

追記
 『JUST MY LUCK』は『ラッキー・ガール』の邦題でDVDリリース。