くだらねー

gakus2007-04-13

 大ヒット作のパロディーの連続だけで一本の映画にしてしまった『鉄板英雄伝説』(原題:EPIC MOVIE)が6月に公開される。『最終絶叫計画4』さえビデオスルーになってしまうご時勢、配給会社の英断に拍手。

 ルーブル美術館で白塗りの怪人に追いかけられた白人の女の子と、毒蛇旅客機から生き延びた黒人の女の子、メキシコの孤児院でプロレスラーに憧れるラテン系青年と、ミュータントのの落ちこぼれである白人の若者。そんな4人の孤児が、チョコレートの包みからゴールデンチケットを引き当てて工場見学に臨むのだが、チョコの材料にされそうになり、必至に逃げ回ったあげくクローゼットに隠れたら、その奥には雪景色が広がっていて…。どれが何のパロディーかは映画好きの方なら想像がつくはず。ちなみにここまでで、まだ物語のさわり程度。この後もパロディーがガンガン飛び出す。マジでくだらないので酒でも引っ掛け、仲間とワイワイワ見に行くのが吉。

 ラップに合わせてやたらと踊るシーンがあるんだけど、たぶんコレもヒップホップ系の人たちのパロディーなんだろうなあ。よくわからんが。オールドスクールな自分に判別できたのはFOREIGNERの『WAITING FOR A GIRL LIKE YOU』ぐらいで、白い魔女かぜスローモーションで登場するシーンで流れる。この魔女、ティルダ・スウィントン以上の老け顔で、全然ガールには見えない。というわけで、この曲を収めた1981年のアルバム『4』。当時ガンガン売れてたが、今思うと流行ってたのが不思議な気がする。