中年用無し

gakus2010-05-26

 前回のエントリーで記した『ハングオーバー!』と同様、『ジェニファーズ・ボディ』も一時はDVDスルーと思われていたが、こちらもめでたく7月の日本公開が決定。

 内容については昨年11月22日のエントリーで記しているので、そちらを参照されたし。ここでは改めて気付いたジェネレーション・ギャップのネタを。

 アマンダ・セイフライドふんする今時の堅物女子高校生と、その恋人との会話中、アマンダは、ボーカル以外のバンドのメンバーのモテ度が劣るというニュアンスのセリフを吐く。しかし、ドラマー志望の恋人を気遣い、ボーカル兼ドラマーならモテると付け足す。この恋人は”フィル・コリンズみたいなの?”と尋ねるが、アマンダから返ってきた言葉は”誰、それ?”だった…。

 80年代を生きた洋楽好きなら、フィル・コリンズを知らないなどありえない。自身のバンド、ジェネシスでも、ソロでもビルボードのナンバーワン・ソングがあるほどの御人なんだから。でも、コレが現代の女子の実像なのかと思うと、ちょっと悲しくなってしまった。

 今時のビッチ女子高校生役のミーガン・フォックスが、さらに追い打ちをかける。”『ロッキー・ホラー・ショー』を見に行こう”とデートに誘ってきたゴス少年に、彼女が吐いた言葉は”悪いけど、ボクシング映画は嫌いなの”。ガーン!

 シャクだから、ちょっと背伸びしてミーガンの部屋でかかってる今時のヒット曲、LITTLE BOOTS”NEW IN TOWN"のジャケをのっけておく。LITTLE BOOTSなら”REMEDY”の方が、背伸び抜きで良い曲だと思うぞ。この曲のアナログ7インチのB面が、フリッツ・ラング監督作『メトロポリス』復刻版の主題歌だったフレディ・マーキュリーLOVE KILLS"のカバーというのが、またイイ。