パーマー、ジェームス&ヤング
また訃報。ニール・ヤングが在籍していた1960年代のフォークロック・グループ、バッファロー・スプリングフィールドのベーシスト、ブルース・パーマーが亡くなった。合掌。
ニール・ヤングとは付き合いが長く、バッファロー以前のバンド、マイナー・バーズのころから、ともに活動していた人。このマイナー・バーズというバンド、モータウンと契約してデビューするはずが、ドラマーのリック・ジェームス(ファンクの帝王の異名をとった、あの人。この方も今年8月に亡くなりましたね)が兵役違反で逮捕され、残されたヤングとパーマーが母体となってパッファロー・スプリングフィールドへといたる。もし、ジェームスが逮捕されず、マイナー・バーズの活動が続いていたら…たら・ればを考えるのは無粋だが、ロック史はまた違うものになっていたかも…と思わざるえない。
それはともかく、デヴィッド・O・ラッセル監督、ジョージ・クルーニー主演の映画「スリー・キングス」のサントラには、バッファロー・スプリングフィールドのファースト・ヒット『For What It's Worth』が収録されているが、実際に劇中では使われていない。何度も映画に使用された社会派的メッセージのこもった歌だけに、マンネリを避けたのか。代わりに、と言ってはなんだが、エディ・マーフィの『Party All The Time』が映画ではフィーチャーされる。奇しくも、これはリック・ジェームスが作ったナンバー。妙な因縁を感じる。
ジャケは、バッファロー・スプリングフィールド、1967年の同名ファーストアルバム。名曲『For What It's Worth』はこちらでどうぞ。
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- 発売日: 2003/10/03
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