イカすツルッパー

gakus2005-08-02

 昨日「ステルス」のサントラについて書きましたが、この映画の監督ロブ・コーエンについて思い出したことがあるので、それについてツラツラと。

 この監督、「トリプルX」で来日した際にインタビューをしたことがあるが、スキンヘッドのコワモテ的ルックスにもかかわらず、とても面白い方でした。“雪崩に追いかけられるようにヴィン・ディーゼルが滑降するスペクタクル・シーンのアイデアはどこからきたのか?”と問うと、“ある朝、シェービングクリームをつけて頭を剃っている自分を鏡で見ていたら、思いついた。これだ!とね。ガッハッハー”と漢なお答え。

 そんなイカすコーエンさん、白人でありながらモータウン・レコードで働いていたことがあり、その時期に同社製作の映画「マホガニー物語」「イッツ・フライデー」などのプロデューサーを務め、「ドラゴン/ブルース・リー物語」や「ワイルド・スピード」の監督を務めている。新作「ステルス」も「Ray/レイ」のジェイミー・フォックスの主演。こんな風に、白人以外の人種に属する俳優を起用した作品に積極的にかかわってきた人なのです。“さまざまな人種が混ざり合ってこそ面白い映画ができる”と、しみじみ語るコーエンさん、やっぱり漢でした。

 ジャケはドナ・サマー、カメオ、コモドアーズ、ダイアナ・ロスがナンバーを提供した「イッツ・フライデー」のサントラ盤。1978年リリース。