ビー飛ぶ

gakus2007-11-29

 ジョージ・ハリスンが亡くなってから、もう6年が経つなんて、早いねえ…。命日のエントリーということで、『BEST OF GEORGE HARRISON』のUK盤を載せてみた。このアルバムは、ビートルズからダークホース以前のソロ時代までを網羅したベスト盤で、当然“HERE COMES THE SUN"も入っている。で、この曲のカバーを、来年1月公開のフルCGアニメーション『ビー・ムービー』という映画のエンディングで耳にした。

 『シュレック』でおなじみのドリームワークス・アニメーションが製作したこの映画。ただの働きバチにはなりたくないミツバチが、大切なハチミツを人間に奪われていることを知り、訴訟を起こして勝訴してしまうのだが、これが発端となって生態系が壊れてしまう…というお話。一応ファミリー・ムービーの体裁はとっているが、この奇想天外さ加減はなかなか面白いし、ドリームワークスらしくブラックユーモアも効いている。

 それでもドラマの着地は一応、綺麗に決めるんだけど、それをサポートするのが先の“HERE COMES THE SUN”で、カバーしているのはSHERYL CROW。セントラルパークを見下ろすようにハチの飛行シーンが展開。そこに、ほぼオリジナルのアレンジに忠実な、この曲が流れるという寸法で、恐ろしいほどの開放感を覚えさせる。毒のキツさも忘れます。