失速

gakus2008-05-11

 ご無沙汰している間に、当ブログ4周年に。5年目はちょっとユッタリ・ペースで続けていこうと思います。今後とも宜しくお願いします!

 それはともかく、今週末全米で公開されたアンディ&ラリーのウォシャウスキー兄弟、『マトリックス』シリーズ以来となる監督作『スピード・レーサー』(7月公開)。アメリカでは初登場全米ナンバーワンになるとふんでいたものの、初日(9日)の数字を見ると先週1位の『アイアンマン』に遠く及ばないどころか、キャメロン・ディアス主演のラブコメにも負けてるとは…。

 『スピード・レーサー』は、ご存じのとおり、アメリカでも人気を博した1960年代の和製アニメ「マッハGO GO GO」のリメイク。時速600キロでアクロバティックなサーキットを激走るする若き天才レーサーが、金満実業家率いるレース・チームの勧誘を蹴って権力に闘いを挑むという、痛快エンターテインメントに仕上がった。『マトリックス』が回を重ねるほど難解になっていった反動か、製作・脚本作品『V・フォー・ヴェンデッタ』ではそれを噛み砕き、さらに子供でも理解できるように“革命”を描いたのが本作といえるのでは。“反体制エンターテインメント”として楽しめるし、個人的にも燃え燃えだった。それだけに、この全米でのコケかたは意外だったなあ…。週末3日間の数字はまだ出ていないからわからないけれど、『アイアンマン』逆転は厳しそうな気配。

 その『スピード・レーサー』、嬉しいことに、エンディング・ソングには、日本版アニメの主題歌がサンプリングされていて、40代の方であれば懐かしい気持ちになれるはず。自分はこのアニメ版の内容をほとんど覚えていないが、主題歌だけは鮮烈に残っていたので、これだけで嬉しくなりました。

 ジャケは、ジャパニメーション・オタクといえば、この人、マシュー・スウィート/MATHERW SWEET、1995年リリースのシングル『WE ARE THE SAME』。このシングルのカップリング曲として、アニメ版『SPEED RACER』のテーマ曲をカバーしています。