一応、大団円

gakus2010-11-04

 ギガヒットを飛ばしている全米と比べて、日本では人気に温度差がある『シュレック』シリーズ。12月に日本公開されるシリーズ完結編『シュレック・フォーエバー』で溝は埋まるか?

 今やすっかり家庭人となった怪物シュレックが、ふと昔の気ままな独身時代が懐かしくなり、陰謀を企てる魔法使いの誘いに乗ってしまう。気づけば彼は、周囲から恐れられていた怪物時代に逆戻り。最初は自由を満喫するものの、パートナーとなるフィオナも、友人のドンキーや長靴をはいたネコも単なる他人になっていた。捨てたものの大きさに初めて気づいたシュレックは運命を元通りにしようと悪戦苦闘し…。

 シリーズのファンの共通認識は、1、2作目に比べると前回の3作目はかなり落ちる…というものだろう。じゃあ今回はどうかというと……これは意見が分かれるところ。自分としては、他人と思えないシュレックが帰ってきたという点で嬉しくはあった。子どもが楽しむというより、子どもを連れて行ったお父さんの方が身につまされ、共感してしまうような感じと言いましょうか。

 音楽面では、大団円にふさわしくスティービー・ワンダー“FOR ONCE IN MY LIFE”がクライマックスで流れたり、キュアーの“CLOSE TO ME”が10月7日のエントリーで触れた『リトル・ランボーズ』と同様にエンドクレジットでフィーチャーされたりと、愛を謳歌する大々的フィーチャー。ギャグ的な使われ方をされる曲も多く、とりわけ笑ったのはライオネル・リッチー“HELLO”。↓このやたらとビデオクリップがフラッシュバックした。

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 ジャケはSTEVIE WONDER、『FOR ONCE IN MY LIFE TIME』、1968年リリースのアルバム。