今日は何の日?

gakus2011-12-26

 CDジャーナルのサイトには音楽・映画関連の”今日は何の日?”が掲載されていたけれど、そこにも載っていなかったのが『エクソシスト』全米公開。1973年12月26日、全米わずか50館で公開されたこの映画が、あっという間に社会現象と化したのは周知のとおり。製作25周年時に製作されたドキュメンタリーでエレン・バースティンが語っていたが、この日のNYは朝から雪が降っていたにもかかわらず、上映4時間前にして映画館の前には長蛇の列が出来ていたという。

 このブログらしいネタをひとつ披露すると、やはり同ドキュメンタリーからの話だが、本作の音楽はラロ・シフリン(オリジナル版『ミッション:インポッシブル』や『ダーティハリー』の御方)が当初手掛ける予定で、実際にオーケストラを使って録音もされたのだが、それを耳にしたウィリアム・フリードキン監督(当時はムチャクチャ短気だったらしい)は”使えねえ!”と怒り、”こんな音楽、この場所がお似合いだ!”と駐車場にマスターテープを投げ捨てたという。代わって起用されたのが、ご存じのとおり、マイク・オールドフィールドの"TUBULAR BELLS"だった。

 侮辱されたラロ・シフリンは、この直前、かの有名な『燃えよドラゴン』のサントラで大ヒットを放つのだが、もしこれが『エクソシスト』の直後に作られていたら、ブ
ルース・リーの怪鳥音入りのスコアは、より激情的なものになったのではないか…などと想像してみるのもオタ的な楽しみがあります。

 今日は本当に備忘録的な内容でした。ジャケは1973年リリース、MIKE OLDFIELD『TUBULAR BELLS』。