ロックがまた敗北した日
ブッシュの勝利が確実となったらしい米大統領選。ブッシュを落選させる目的で撮られた、マイケケル・ムーアの「華氏911」は、そういう意味では“敗北”したけれど、今後のブッシュ政権への監視の目を、より光らせるという意味では意義があったのではないか。というか、今となってはそう思いたい。
反ブッシュの姿勢を打ち出していたブルース・スプリングスティーンを筆頭にする、多くのロックアーティストも敗北した、ということになる。でも、これまでだって何度もロックは世の中に敗北してきた。結局は、そこでキープオンできるかどうかの問題。“やっぱダメじゃん"とシニカルな姿勢をとるのは、なんだかみっともない。やられてもやられても、鬼っ子であり続ける。ラモーンズだってそうだったじゃないか。
ジャケは、「華氏911」のエンディングに使われていたニール・ヤング/NIEL YOUNGの『ROCKIN' IN THE FREE WORLD』収録、1989年のアルバム『FREEDOM』。
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