燃えすぎです

gakus2004-11-13

 昨日に続いて「LADDER49」(邦題「炎のメモリアル」)の話。

 命を賭ける消防士の仕事に敬意を表した本作は、ドラマチックで泣きの要素が強い。とりわけエンディングは、情感を激しく刺激するのだが、このときバックに流れるのは元ザ・バンドという肩書きも今や不要と思われるロビー・ロバートソンの『SHINE YOUR LIGHT』。このバラード風のナンバー、なんでも映画のテーマに共感を覚えたロバートソンが、本作のために書き下ろしたものとか。歌詞は熱血調で、ロバートソンのボーカルも力が入っている。ドラムのビートの一拍一拍にエコーが効き過ぎていて、アレンジはやや大げさかな、という気もしないでもないが、映画的にはフィットしていると思います。

 この他、結婚式のシーンで消防士の同僚たちがオハイオ・プレイヤーズの『FIRE』を楽しげに歌っていたのはユーモラス。

 ジャケはロビー・ロバートソン、1987年のファースト・ソロアルバム。U2のボノと共演した『SWEET FIRE OF LOVE』の強烈な燃焼度だけでも一聴の価値あり。