さらにフレンチなしあわせについて

gakus2005-03-15

 昨日に続いて「フレンチなしあわせのみつけ方」の音楽について。その後、思い出したことがいくつかあったので。

 この映画のクライマックスではエルビス・プレスリーの『CAN'T HELP FALLING IN LOVE』が使われていた。昨日ベタ過ぎる選曲と書いたが、そういう意味ではこれは究極のベタ。しかし、これに関しては“ONLY FOOLS RUSH IN”という歌詞どおりの展開であり、そのベタさが逆に愛らしい。子供っぽいキャラばかりがズラリと登場する、この映画の雰囲気には合っていると思う。

 ヴェルヴェット・アンダーグランドの曲では『SUNDAY MORNING』が使用されている。シャルロットが子供を寝かしつけるシーンで流れていて、オルゴールのような響きのかわいらしさがこれまた印象的。

 エンドクレジットで流れるのは、アメリカン・インディーズ・シーンで数年前に脚光を浴びたものの、今はどうしているかわからないジョナサン・ファイヤー・イーターの『STATION COFFE』。実はこの曲が入った彼らの1997年のファースト・アルバム『WOLF SONGS FOR LAMBS』(写真)、最近聴いてないし中古盤屋の買取に出そうかなと思っていたが、ここで聴いたら、あまりのかっこよさに惚れ直してしまった。買ったときはあまり印象に残ってなかったハモンドのグルーヴが大音量でははっきり伝わってきて、もう最高である。売らなくて良かったー。