ゾンビ映画をありがとう
最初はエイプリルフールのジョークかと思ったが、ギターウルフのBILLYが亡くなった。
ギターウルフのCDは一枚も持っていないが、ライヴは一度だけ観たことがある。「仁義なき戦い」の音楽に乗って登場することにシビれ、客席の野郎どもを前に来させようとする煽りに、男子校的な硬派を感じた。
音源こそ持っていないが、彼らが主演した和製ゾンビ映画「ワイルドゼロ」は大好きでDVDを所有している。ボーカル、セイジのほとんどすべてのセリフに付随する“ロックーンロール!"という雄たけびがいい。セリフこそないが、その後で異様な磁場を作っているBILLY、TORUの存在感もよい。とくにバズーカをブッ放すシーンは最高。B級だけど、意味もなく元気が沸いて来る快作だった。“愛と勇気とロックンロール"という、どこまでマジなのかはわからないが信じるに値する、この映画のテーマに敬意を表しつつ合掌。
ジャケは、この映画でギターウルフのカバー・バージョンが流れる、UKオリジナルパンクの雄、THE VIBRATORSの『BABY BABY』を収録した1977年のファーストアルバム『PURE MANIA』。泣かせの1曲!
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2000/07/05
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