ジョーカー最高
GWにサマーシーズンの話をするのも何だが、仕事的に夏休み映画のことを考えないといけない時期。「スター・ウォーズ/エピソードⅢ」「宇宙戦争」と並び、注目されるのが「バットマン・ビギンズ」。というワケで、このGWは「バットマン」シリーズを久しぶりに見直してみようと思う。
とりあえず第一作目。悪役が強烈に自己主張するシリーズのノリは、ここですでに確立している。ジャック・ニコルソンふんするジョーカーのテンションの高さは、何度見直してもスゴい。とりわけ、笑い声は最高。ジョーカーはここではバットマンの真の姿、すなわちブルース・ウェインの両親を殺害したという設定になっているが、ブルースがバットマンになるまでの過程を描いた「バットマン・ビギンズ」ではこの展開をご破算にして、新たに父親殺しの犯人を設定するという。つまり今度の新作はシリーズ最新作とはいえ、ゼロからもう一度やり直しにするようである。
もとい「バットマン」といえば“農協牛乳ー!”でおなじみのプリンスによる音楽を収めたサントラが大ヒットしたのはご存じのとおり。しかし、このアルバムから映画に使われたのは、たぶん4曲ぐらいじゃないだろうか。『THE FUTURE』『ELECTRIC CHAIR』は申し訳程度に流れる扱い。やはりインパクトがあるのは、ジョーカーがノリノリで踊る『PARTY MAN』『TRUST』の2曲だろう。前者は美術館で手下に絵画に落書き・破壊させつつ、後者はゴッサムシティで大金をばら撒きながらパレードしつつ、ダンス、ダンスである。悪役の悪ノリぶり、ここにきわまれリ。ブルース・ウェインのネクラさと対をなす。
そういえば、「バットマン」にはプリンスがチラッと出ているらしいのだが、今回も見つけられなかった。パーティーのシーンだろうか。
ジャケはこのアルバムからシングルカットされた『PARTY MAN』。ニコルソンのヘタウマ・ダンスを思い出さずには聴けない。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2005/10/28
- メディア: DVD
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (10件) を見る