まさしくファンタスティック・フォー

　「宇宙戦争」「スター・ウォーズ　エピソード３」の後も「アイランド」「ロボッツ」「ランド・オブ・ザ・デッド」など多種が待機中で、夏のＳＦブームはまだ続きそうだが、秋の目玉といえばアメコミ原作の「ファンタスティック・フォー」。そのサントラが来週全米でリリースされる。

　何が収録されているのか、まだよくわからないが、目を引いたのがT.F.F.なるバンド。ティアーズ・フォー・フィアーズの略ではなく、特別編成のバンドで、その顔ぶれはDISTILLERSのブロディ嬢、YEAH YEAH YEAHSのギタリスト、ニック・ジナー、ダットサンズ/THE DATSUNSのベーシスト、ドルフにJETのドラマー、クリス・セスター。21世紀の米豪ガレージ・オールスターバンドじゃないですか！ 映画のタイトルどおりの顔ぶれで、大いに気になる。ドルフはDATSUNSではボーカルもやってるが、この人の野人的な声は好きなので、ブロディ嬢だけじゃなく、ここでもぜひ歌ってほしい。

　というわけで、ジャケはDATSUNS、2002年リリースのデビュー・アルバム。昨年リリースされた2NDは角がとれてフツーのハードロックになっちゃっていたが、こっちはゴツゴツしたむき出し感にあふれ、ドルフの野人ぶりも光っていると思う。

ファンタスティック・フォー オリジナルサウンドトラック