「レント」のロザリオ・ドーソンはイイ!
いやホント、いいっす。「シン・シティ」の武闘派姉御もよかったが、これとはまた違う意味で印象に残る。
ブロードウェイ・ミュージカルをオリジナル・キャストに近い配役で映画化した「レント」は、多種アーティスト志望の若者が暮らすボロ・アパートを舞台に、そこに迫るHIVの惨禍を描いたもので、お話としてはやや前時代的。舞台のノリをそのまま映画に持ち込まれても、どうよ!?という気もするが、それでもダンサー志望の女性を演じるドーソンは輝きアリ。初登場シーンのストリップ・ダンスからして圧倒的で、M字・V字開脚にまずヤラレる。踊りもイケるし、歌も意外にうまい。それに…泣かす。
同じミュージカルの映画版では「プロデューサーズ」のユマ・サーマンも同様。こっちは笑わす方ですが…。
ジャケはディオンヌ・ワーウィック、1968年のアルバム『THE VALLEY OF DOLLS』ここに収録されている『DO YOU KNOW THE WAY TO SAN JOSE』の歌いだしの部分が、一瞬「レント」のミュージカル・ナンバーの中に挿入されていた。ちなみに、その部分を歌っている黒人俳優ジェシー・L・マーティンは、製作中のマーヴィン・ゲイの伝記映画で主演を務める御人。
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