またも南部の歌
昨日の「チアガールVSテキサスコップ」は、南部色の強いオバカ・コメディーでしたが、今日ビデオで観た「デュークス・オブ・ハザード」(劇場未公開)はさらに輪をかけてバカバカしい南部コメディー。TVドラマ「爆発!デューク」のリメイク。
田舎町ハザード郡の名物一族デューク家の、いとこ同士であるふたりの若者ルークとボーは血の気が多くてクレイジー。ルークに「JACKASS」のジョニー・ノックスヴィル、ボーに「アメリカン・パイ」のショーン・ウィリアム・スコットだから、どれほどクレイジーなのか察しがつくだろう。そんな彼らが、バート・レイノルズふんする街の実力者の陰謀を知り、それを阻止せんとハザードからアトランタ、再びハザードへとカーチェイスを繰り広げながら奔走する。
デューク家は他に密造酒作りを生業とする叔父(またもウィリー・ネルソン、ここでは俳優として出演)や、色気ムンムンの従妹(ジェシカ・シンプソン)がいる。密造酒を火炎瓶代わりにするネルソン、むやみに肌を露出するジェシカと、ミュージシャンたちも悪ノリして活躍。ちなみにこのふたり、エンドクレジットで一曲ずつ披露。
ハザード郡のシーンではオープニングで流れるJERRY REED『GUITAR MAN』、BO DIDDLEY『BETTER WATCH YOURSELF』などのブルースからALLMAN BROTHES BAND、MOUNTAIN、ZZ TOPなどのサザンロックまで、60〜70年代のオールドタイム・ロケンローが中心。カーチェイスのシーンで2曲フィーチャーされるAC/DCもギターのリフも泥臭い。
主人公コンビはバート・レイノルズの陰謀を調査するため、大都会アトランタの大学に行くが、キャンパスでは現役のバンドの曲をフィーチャー。到着するなりBLUES EXPLOSION『BURN IT OFF』。出発時にはBLUESKINS『CHANGE MY MIND』。カレッジチャートを意識したのかどうかはともかく、今の曲とはいえ、こちらもブルース・フィーリング満点。この辺は徹底しており、セレクトに統一感があります。
ジャケは2004年リリース、BLUESKINSのシングル『CHANGE MY MIND』。爆走ブルース・チューン。燃える!
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