GO GO激流

gakus2006-11-17

 今日もCGアニメを。アードマン製のキャラクターデザインをドリームワークスのCGで動かした「マウス・タウン/ロディとリタの大冒険」(3月公開)について改めてふれようか、と。

 ペットのネズミ、ロディがひょんなことからトイレに流され、地下のネズミの国へ行き、下水を船で旅しているメスのネズミ、リタと冒険を繰り広げるというお話。つながりが巧みでアップテンポの映像、温室育ちのロディと気の強いリタとのユーモラスなやりとり、その他のキャラの個性など見どころは多い。舞台がロンドンなので英国の俳優がボイス・キャストに起用されており、主役のヒュー・ジャックマンはオーストラリア出身だからともかく、ケイト・ウィンスレットビル・ナイイアン・マッケランなどが出演。あ、ジャックマンとマッケランは「X−MEN」でも敵同士だったが、ここでもぶつかり合ってます。

 以前も記したとおり、オープニングはビリー・アイドルの『DANCING WITH MYSELF』。「オープン・シーズン」もそうだったが、冒頭に80’sヒットを使うのは、子供を連れて見に来た親を狙ってのセレクトという感じがします。しかし、懐メロばかりじゃなくて近年の元気のいい曲も多く、ロディが水洗トイレに流されるシーンではJET『ARE YOU GONNA BE MY GIRL』、カエルの刺客に追われるボート・チェイスのシーンではDANDY WARHOLSの『BOHEMIAN LIKE YOU』が威勢よく流れてきて、激流のスピード感を煽る。

 あと、劇中でトム・ジョーンズに間違えられたロディがその歌を歌ったり、ナメクジのコーラス隊がチョコチョコ出てきて合いの手を入れたりなど、音楽的ギャグも妙味。

 ジャケはDANDY WARHOLSの『BOHEMIAN LIKE YOU』を収めた2000年のアルバム。『THIRTEEN TALES FROM URBAN BOHEMIA』。この曲、『JUMPIN’ JACK FALSH』のアレンジで『BROWN SUGAR』をやっているように聴こえるのは私だけでしょうか…。