踊りたいのはヤマヤマだが
リュック・ベッソンの監督引退作と言われる『アーサーとミニモイの不思議な国』(9月公開)は、実写とCGIアニメーションで構成されたファンタジー。ベッソンによる原作をもとに、10歳の少年アーサーが、地底にある身長2ミリほどの生物ミニモイの国で冒険を繰り広げる。
音楽は例によってエリック・セラの担当で、既成の曲はほとんど聴けないのだが、一瞬、地底のクラブのシーンでDJ(声はスヌープ・ドッグ)がスピンするレコードがいくつかある。で、最初はレコード盤の上でミニモイのプリンセス(声はマドンナ)がスヌープと踊ったりしてるんだけど、そこに悪の大王の手下が現われて乱闘騒ぎになり、ダンスどころではなくなる。でもDJはレコードを次々と変えて「STAYIN' ALIVE」「LET'S DANCE」などの曲を次々とかけている。どの曲もほんの一瞬聴こえるだけ。
で、「LET'S DANCE」のDAVID BOWIEは悪の大王役で声優として出演しているのだが(以前のエントリーでも書いたような気がする)、このビジュアルが意外に本人そっくり。聞けば、声をレコーディングしてからキャラクターデザインに取り掛かったという、アニメには珍しい順序で作られている。なので、デザインを手がけた人もボウイのルックスを意識したとか。やっぱりデビッド・ボウイって、悪役面だよねえ。
ジャケは「LET'S DANCE」シングル盤ジャケ、1983年リリース。
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