2011-01-01から1年間の記事一覧

女の子ってば…

アメリカで酷評されたせいか、日本でもイマイチ盛り上がりに欠ける『エンジェル・ウォーズ』。“自由のための戦い”を複雑にしすぎのたがよくなかったのか、それとも『ウォッチメン』のようなインテリジェンスを期待され過ぎたのか。キワモノ的ビジュアルを格…

赤いトワイライト

昨日取り上げた『エンジェル ウォーズ』の主演の座を降板したアマンダ・セイフライドが、代わって選んだ『赤ずきん』(6月公開)。皮肉なことに、これまた全米で(とりわけネットユーザーに)酷評されているのだが、広い心で見れば”こういう作品を欲してい…

改めて、自由を

今回の震災と、それに付随する余波の受け止め方は人さまざまで、自分もそれなりに大きなショックを受けました。ただ、深刻な被害に遭われた方には正直、何を言って良いのかわからない……というのが、東北から離れて暮らしている人間の正直なところだと思う。…

ジェット・ボーイではいられない

昨日のエントリーでちょこっと触れた、『スラムドッグ・ミリオネア』に続くダニー・ボイルの新作『127時間』(6月公開)のお話。 登山家アーロン・ラルストンの実話に基づくストーリー。ロック・クライミング中の落石事故により、岩壁と岩壁の間で腕が落石…

思考停止

ハリウッド映画がMUSEの曲を使うと、ダサく聴こえてしまうのは、なぜなんでしょ? 『トワイライト』シリーズで流れる度に失笑させられるし、『ナイト&デイ』のトレーラーで使われたときも効果的とは思えなかった。単に自分の思い入れが強いバンドだから……か…

ほぼロッキー!?

前回の『ランナウェイズ』に続き、今日も実話の映画化モノを。アカデミー賞のノミネーションに名を連ねる『ザ・ファイター』(3月公開)は実在のボクサー、ミッキー・ウォードの苦闘にスポットを当てた作品。『スリー・キングス』のデビッド・O・ラッセル…

燃え尽きた悩殺爆弾

ちぇ、ちぇ、ちぇ、ちぇりーぼーん!でロック・ファンにはおなじみの、1970年代後半のガールズ・バンド、THE RUNAWAYSにスポットを当てた、実話の映画化『ランナウェイズ』(3月公開)のお話。 時は1970年代半ば、グラムからパンクへの移行期。両親の愛情を…

家へ帰ろう

ココで触れておかなきゃと思いつつ、ボヤボヤしているうちに先週末、日本でも公開が始まっていた『ウォール・ストリート』。鬼才オリバー・ストーンによる『ウォール街』、23年ぶりの続編です。 今回の主人公は、投資銀行に勤務する若きエリート(シャイア・…

21世紀の大災難

今週末に公開される新作の話を、もう一丁。『デュー・デート/出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断』は、『ハングオーバー!』のトッド・フィリップス監督がロバート・ダウニーJr.を主演に起用して放つロードムービー。同作のザック・ガリフィナキスが…

スパルタ王、再び大殺戮!

今週末公開の作品をもう一発。一昨年秋に全米で大ヒットしていたサスペンス・バイオレンス『完全なる報復』、ようやく日本公開だ! 主人公は強盗犯に目の前で妻子を殺されたエンジニア(ジェラルド・バトラー)。有能な担当検事(ジェイミー・フォックス)司…

馬鹿ヒーロー

新年一発目の備忘録は、全米で先週末興収ランキングのナンバーワンにチャートインし、今週末に日本でも公開される明日から公開される『グリーン・ホーネット』。このタイトルだけでブルース・リー遺伝子が疼くのは、アラフフォー以上の世代であること確実。 …

役に立たない名言集2010 その2

昨日に続き、2010年公開映画からロケンローな映画の迷言を。“今日だけは誰がイケメンで誰がヤリマンか考えず、お互いに助け合おう”(『ジェニファーズ・ボディ』) なんて日だ!“君の浣腸は今や世界の注目の的だ”(『終着駅 トルストイ最後の旅』) そっとし…

役に立たない名言集2010 その1

ギリギリ、松の内。今年も宜しくお願いします! というわけで、やはり新年一発目は恒例、妙に引っかかった昨年の映画の迷言集を。例によって、字幕や言語に忠実でない乱雑なメモからの抜粋なので正確でない可能性アリ。何卒ご了承を。“映画もポップスも嘘ば…