セックスマシンって…

gakus2004-08-03

 このところカンヅメ仕事が多く、なかなか出歩けなかったが、今日は2週間ぶりに映画を観た。モノはフィリップ・カウフマン、久々の新作「ツイステッド」(10月公開)。

 アシュレー・ジャッドふんする敏腕だが精神的に不安定な女刑事が、連続殺人の容疑者にされるというサスペンス。映画の冒頭で、サイコな犯罪者を逮捕したヒロインが、バーで同僚たちと祝杯を上げる。店内でかかっているのは、ジェームス・ブラウン/JAMES BROWNゲロッパでおなじみの『GET UP〜SEX MACHINE』。アシュレーはノリノリで踊っている。そして2件目のお店で、カウンターにいる見ず知らずの男をナンパし、そのまま一夜限りの火遊びに突入。そして彼女の男漁りは、これが最初ではないことが、やがてわかってくる。セックス・マシンって、おまえかよ! この後、ヒロインと関係したことのある男が次々と殺され、それゆえに彼女に容疑が向けられることになる。

 フィリップ・カウフマンの映画なのに2時間超えていない(96分!)ことに、なんとなくイヤな予感はしたんだけど…。

 例のバーのシーンでは、『SEX MACHINE』に続いて、同じくJBの『PAPA DON'T MAKE NO MESS』がかかる。写真は、13分以上におよぶこの曲を収めた1974年の『IT'S HELL』。このアルバム、表ジャケよりも裏ジャケの方が面白いので、そちらをのっけてみました。JBをとりまくバケモノどものフキダシが小さくて読めないのが残念。“ヤツ(JBのこと)は強すぎて止められねえ"“ゴッドファーザーだからなあ"ってなことを言ってます。いずれにしても、夏場に目の当たりにするには、とんこつラーメンのように濃厚で熱過ぎるデザイン。このころのJBのアルバム・ジャケットは、こんなのばっかりで燃えます(笑)。