アメリカン・ガールの鼻歌

gakus2004-09-11

 この夏、もっとも我が家のDVDプレーヤーで再生された作品は、今さらながら「羊たちの沈黙」でした。仕事がらみではありましたが、数回は通して観たはず。


 何度観ても凄いなあと思うのは、クローズアップが醸し出す緊迫感。いろいろ新しい発見があるのも、一筋縄ではいかない映画の面白さである。音楽的な面での新たな発見は、バッファロー・ビルに誘拐される上院議員の小太り娘が拉致直前に、カーオーディオから流れるトム・ペティ&ハートブレイカーズの『AMERICAN GIRL』を一緒に歌ってるんだけど、合いの手の“うぉうぉ"まで、しっかり鼻歌でこなしていること。相当、この曲を聞き込んでいる…ということの表れなのでしょう。


 ジャケはもちろん『AMERICAN GIRL』収録の1976年発表、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのデビュー盤『TOM PETTY & THE HEARTBREAKERS』。このバンドのなかでは、一、ニを争う爽快なロケンロー・アルバム。