ワイルドで行こう
11月公開の「コニー&カーラ」では、ステッペンウルフのおなじみのヒット曲『BORN TO BE WILD』が使われている。映画は、ショーガールを夢見る女性コンビが、紆余曲折を経てドラッグ・クィーンのショーパブのステージに立つハメになる…というお話。ギャングに命を狙われ、やむをえずLAに新天地を求めることになったヒロインたちの旅立ちで、この曲がフィーチャーされる。
映画で『BORN TO BE WILD』を耳にした回数は数知れず。で、IMDbで検索してみたら、ここだけで20作品以上の映画がリストアップされた。『悲しみよさようなら』『ドクター・ドリトル2』などなど。この曲が使われていることから、「ボーン・トゥ・ビー・ワイルド」という邦題がつけられた青春アドベンチャー映画もあった。『ロボコップ2』なんてのも挙がっているけれど、これはどこで使われたのか思い出せない…。
ご存じのとおり、『BORN TO BE WILD』は1969年に「イージー・ライダー」で使用されたのが最初で、最大のインパクトを持っていたのもこの映画での使用。このナンバー自体、「イージー・ライダー」のイメージを喚起させるのを避けられないほどである。となると他の映画で使用される場合、「イージー・ライダー」のイメージごと引き受けなければならず、どうしてもパロディのような使われ方をされることになる。実際「コニー&カーラ」でもユーモアが含まれていて、どこかヌけているヒロインたちの脳天気な部分が表われている。
個人的には、「レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ」でアメリカ出身の従弟と出会ったレニングラード・カウボーイズが、彼にボーカルをとらせて、この曲を演奏するシーンがツボでした。
- アーティスト: ステッペンウルフ,ジョン・ケイ
- 出版社/メーカー: MCAビクター
- 発売日: 1993/07/21
- メディア: CD
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