ハイになる

gakus2005-02-08

 昨日の続きで「世界で一番パパが好き!」の話。

 冒頭でフィーチャーされるのはスティービー・ワンダーが歌うクリスマスソング『EVERYONE’S A KID AT CHRISTMAS』。ポップで軽快な滑り出しから一転、ベン・アフレックの妻(ジェニファー・ロペスが演じている。最後の共演!?)がさっそく死に、葬儀のシーンではエイミー・マンのナンバーが。「マグノリア」にも物語にフィットするナンバーを多数提供していた彼女だが、ここでも控えめに、それでも確実に情感をあおる歌で泣きのシーンを彩る。

 これまでのケビン・スミス作品に登場していた人気キャラ、ジェイ&サイレント・ボブはもはや登場しないが、その代わりにウィル・スミスがカメオ出演し、「チェイシング・エイミー」におけるジェイ&サイレント・ボブ的な役割を果たす。で、その後ベン・アフレックが一念発起し、クライマックスへと向かうのだが、そのブリッジ的な役割を果たすのが、ザ・キュアーの『HIGH』。いやー、これはいいです。ゾクゾクしました。エンディングにふれることになるので詳しくは書かないが、タイトルどおりテンションが上がります。

 この曲が収録されている1992年のアルバム『WISH』(写真)では、第二弾のシングルとなった『FRIDAY I'M IN LOVE』がダントツの人気曲。しかし、最初のシングル曲だった『HIGH』も悪くない…というか、素晴らしい。デカい音で聴くと、やっぱり気持ちがいいなあと、再発見です。

世界で一番パパが好き! [DVD]

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