ヘブン17

gakus2005-04-06

 イギリス、シェフィールドのニューウェーブシーンを追ったドキュメンタリー「メイド・イン・シェフィールド」が、DVDで発売されるそうです。ソースはこちら。
http://www.cdjournal.com/main/news/news.php?nno=8626
 出演アーティストには、ヒューマン・リーグ、ヘブン17、ABC、キャバレー・ヴォルテールなどの懐かしい名前が並ぶ。パルプ、モロコあたりは紹介されているようだが、ディランズやロングピッグスなどの忘れ去られた90'Sバンドが登場するかどうかは不明(気にしてるのは自分ぐらいか…)。シェフィールドとはいえエレクトロ・ミュージック中心のようなので、パンクのエンジェリック・アップスターツは出番なしだろう。デフ・レパードはもっての他、か。

 この中では、とくに思い入れの強いアーティストはいないが、ヘブン17は良いグループだったなあ、と。「時計じかけのオレンジ」の一節(アレックスとファックするアーパーな女の子が口にしていた意味なし言葉)からグループ名をつけたという点にまず心を動かされるし、クールな音が主流だった1980年代のエレポブームの中でもソウル・フィーリングで異彩を放っていたのはポイントが高い。ヒューマン・リーグは今では音が軽いなあ…と思う部分も多いが、ヘブン17は腰が据わっているから今聴いても、そんなに古びた感じがしない。

 ヘブン17のアルバムの中でも、やはりオススメは1983年の2nd『THE LUXURY GAP』。少林寺の練習中の掛け声のようなコーラスがイカす1曲目もいいし、シングルヒットした『TEMPTATION』もかっこいい。そういえば、この曲は「トレインスポッティング」のクラブのシーンでガンガンかんっていました。あ、ジャケットだけは、何とかして欲しかった…。