お前も蝋人形にしてやる!
ホラー専門プロダクション、ダークキャッスルが本腰を入れて放つ「蝋人形の館」(10月公開)の話。
アメフトの試合を観戦するために車で旅に出た若者6人が、蝋人形館のある寂れた街で一夜を過ごそうとしたことから、惨劇は幕を開ける。生きたままの蝋人形化やクビチョンパ、脳天グサリなどの残虐描写、スプラッター度の高さ、スクリーム・クイーンのお色気と、どれをとっても清く正しいホラー路線。全米公開時には、あのパリス・ヒルトンが惨殺されることが売りになっていたが、なるほど赤いブラジャー姿での堂々たる殺されっぷり。館の蝋がドロドロに溶けまくるクライマックスも迫力があってよろしい。
こういう映画である以上、今風のロックは必須アイテムで、いろいろ使われているようだが、個人的には最初の方で使用されたインターポール/INTERPOL『ROLAND』にときめいた。キャンプの用意をする惨劇以前の若者たちの姿に重なる、このナンバーはイントロからしっかりフィーチャーされているが、そのギターの神経質な響きからして不穏な空気を漂わせていて良い。“僕の親友は肉屋で、16本の包丁をどこに行くときも持ち歩いている"という不気味な歌詞まで、モロにハマっていた。
ジャケはそのインターポール、この曲を収録した2002年のファースト・アルバム『TURN ON THE BRIGHT LIGHTS』。確かこの人たちは今週末のサマーソニックに出るはず。
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