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★ＣＤ『HORSE FABULOUS』THE STANDS

　豊作のリバプールから、またまた当たり!　というか、1ST『ALL YEARS LIVING』がかなり良かったから期待していたザ・スタンズの2ND。

　リバプールから出てくるのは必然と思えるほど60'sにドップリ漬かっているのは前作と同様だが、いささか線の細かった前作に比べてアレンジこそシンプルだがグルーヴ色が強くなり、不良性もアップ。一瞬、最初に聴いたときは“こんなバンドだったかな"と思ったが、メロディーの良さは相変わらずで、そういう点でもビートルズ直系(いや、むしろザ・フーに近いか…)という感じです。曲によっては南国風のビートも導入されており、季節的にもよろしいかと。

　明日、サマーソニックで来日したThe La'sの単独公演に行く予定で、久しく聴いてなかった彼らのアルバムを引っ張り出して聴き、続けてスタンズを聴いてみたが、なぜか（というかやはり、というか）違和感を覚えなかった。10年以上隔たりのあるアルバム同士ではあるが、リバプール・サウンドの濃度の高さでしっかりつながっているんだなあと実感。タイムレス・メロディーが、ここには確かにある。

　お盆なのに急に忙しくなってきた。明日のラーズ、本当に行けるのか不安になってきております…。