伝記映画ブームその2

gakus2005-10-25

昨日に続いて、その人生や生き方を映画化してほしいミュージシャンについて。今日はソウル編。ぜひ、この方の伝記映画をば、お願いします。

オーティス・レディング
サム・クックと並び、今なお伝記映画が待ち望まれているスタックスの至宝。レイ・チャールズの次はオーティスだ!と勝手に思ってたけれど、いまだ実現せず。この人独特の頼もしい存在感を出せる役者がいないのがネックなのか!?

★ジャッキー・ウィルソン
ジェームス・ブラウンと張り合って、ベリー・ゴーディに曲を書かせて、この人間関係だけで何だかドラマになりそうじゃないですか。キューバ・グッティングJr.あたりが演じてくれるとよいかと。ちなみに、向こうではテレンス・トレント・ダービーがジャッキー役を演じたTVドラマがあるらしい。

マーヴィン・ゲイ
モータウン一複雑な人。ソウルよりもスタンダードを歌いたがり、キャリアの途中でアメフト選手になると若の花みたいなことを言い出し、離婚の慰謝料代わりにアルバムを作らされ、父親に撃ち殺される…もうこれだけでドラマが成立しています。マリオ・ヴァン・ピープルズを希望。

★デビッド・ラフィン&エディ・ケンドリックス
 テンプテーションズから1&2番目に脱退してソロ活動に励んだふたり。エゴも強かったらしく、1980年代の再結成ツアーでも仲が悪かった。ガチンコ対決を描くアクション映画化でもいいかも。デビッドはかなりエキセントリックな性格だったようで、モータウンに対して要求も多く、プライベートでは前科もあり。ドン・チードルにやってほしい。後者は…思いつかん。ちなみにテンプテーションズは、アメリカで一度ドラマの題材になっている。日本では出ないのか!?

★タミー・テレル
 ジェームス・ブラウンのバックシンガー兼愛人を経て、上記マーヴィン・ゲイとのデュエットでヒット曲を連発し、私生活ではこれまた上記の変人デビッド・ラフィンと恋仲に…ただ者でないことは、これだけて明らか。雰囲気的にはロザリオ・ドーソンか。

以下二人はまだ存命の人だけど、やはり見たい。

★アイク・ターナー
 ティナ・ターナーの伝記映画「ティナ」では暴力亭主として描かれ、本人はエラく怒ったとか。あれじゃあ怒るわなあ…。自分の言い分を通したバージョンを見てみたいもの。

ジェームス・ブラウン
 そして、やはりこの人でしょう。しかし、誰が若いころのJBを演じられるのか? “俺が自分でやる”とか言い出しそうでコワい。

1960年代のブラック・アーティストは、人種差別の波と戦いながら生きてきたうえに、過酷なツアー&ケコーディングを強いられ、それを乗り越えてサクセスした人が多いので、ドラマにしやすいと思う。ジャケはMARVIN GAYE & TAMMI TERELLEのデュエット全曲を収録したお得盤『THE COMPLETE DUETS』。