喫煙所のない映画館

gakus2006-01-21

 昨日「スタンドアップ」を観た有楽町の映画館は、昨年末に館名が変わり、某製薬会社の商品名をドーンと冠したところなんだけど、そのネーミングの良し悪しはともかく、ここには個人的にヒジョウに困った点が。それは喫煙所がないこと。な、なんと、全館禁煙でした…。

 が、「スタンドアップ」にはタバコを吸うキャラクターも出てくる。で、ふと思ったのが、まあそうそうないとは思うけれど、タバコが重要なアイテムとなるような映画を上映する場合、どうするのだろう。例えば、登場キャラの多くがタバコをうまそうに吸ってくれる、ジム・ジャームッシュの作品を全館禁煙の映画館で見せたら、スモーカーは速攻で外へ出てとりあえず歩きタバコをすることになるだろう。あ、でもマリオン周辺は歩きタバコ禁止区域だ…。

 そういえば、ジム・ジャームッシュの新作「ブロークン・フラワーズ」では、禁煙を妻に命じられている男が裏庭でタバコを吸っていると幼い愛娘に見つかり、“これはタバコじゃない、マリファナだ”と弁解するシーンがあった。万が一解禁でもされる日がきたりしたら、“喫草所”とか作ってくれるのかな…。

 その映画館で「GOAL!」の予告編を観たけれど、こういうイギリス英国労働者階級モノがノンスモーキングではいられないだろう…と言う余計な心配が頭をもたげる。まあ、健全なサッカー映画に終始している可能性もありますが。ジャケはこの予告でガンガン、鳴っていたKASABIAN『CLUB FOOT』、2004年リリースのシングル盤。しつこいようだが、KASABIANを聴かされてノンスモーキングだなんて、ねえ。